にゃもり分室900強

気がついたときだけ何か。

2013エッセン、最終日!

ついにEssen Spielも、4日間の開催の最終日となってしまいました。
長いような、プレスデーも入れたらやっぱり長いのですが、全力で駆け抜けた4日間でした。
1日が終わると疲れのあまりベッドに倒れ込んで奇声を上げて転がり回って、でもブログ書かなくちゃ、とまた起き上がるような、そんな毎日でした。

 

今朝は、iPhoneのアラームを7時にかけたはずなのに、ものすごくよく寝た感覚とともに目覚めて腕時計を見たら8時前。
これは大寝坊だ!
と思った瞬間鳴り始めるアラーム。
なんとサマータイムが昨日で終わったので、その切り替わりで夜が一時間長い日だったのです。
極限に疲れているところに1時間多く眠れてラッキー!でした。

 

さて、今日会場入りしてまず目にしたのは、ドイツのwebサイトでの今年のエッセンのランキング速報でした。なんと日本のカナイさんのラブレターがこの時点で10位(私たちのトレインズも17位ですよ)!

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売り切れのものばかりになってしまっていたので、朝の余裕のあるときに紙を書き直しました。
昨日までのバタバタしていたのと違ってかなり余裕があるので、落書きをつける余裕すらありましたw

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受付をしていて、余裕があると日本から持っていった小さい折り紙を折っていたのですが、思ったよりお客さんの反応がよかったです。
足付きの鶴を「なにこれ〜」と欲しがってくれる女の子や、折り鶴の折り方は知ってるけれど手裏剣は初めて見た、教えてほしい、と目の前で折ることを要求してくる女性や、ボードゲームとは関係がないところでも一緒になって楽しんでしまいました。

 

余裕があるとは言っても、なんだかんだでブースに試遊や問い合わせのお客さんが絶えることはなく、簡単な昼食と散歩に出られたのは3時くらいになってからでした。

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超キュートなおじいちゃんがいる!と足を止めたら、小箱で切れのあるゲームで有名なアドルングシュピーレでした。ご夫婦で経営されているんですよね。

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やっぱりコスプレさん達は多い!ハロウィンっぽいカップルさんです。

 

今日は最終日ということで閉場もいつもより早い6時完全撤収です。
その直前に、裏方は撤収作業をしながらでしたが、ニコ生で参加デザイナーへのインタビューを生放送していましたよ。

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ヤポンブランドではないけれど、同じ日本人参加者のヒキダシトリックさんたち。

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OKAZUさんもインタビューに答えていました。
ここからタイムシフト視聴できるかな?

この裏で締めが進まなくて怒鳴ったり、予約したのに取りにこなかった分があまった商品を、希望するお客さん同士で殴り合わさせてカードドロウで抽選で販売したりしていました。

 

ともあれ今年のエッセンも無事に楽しく終わりました。

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片付けると狭かったブースもがらんとしてしまいます。

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そしてホテルで皆でビールでの乾杯をしました。
参加デザイナーの皆さん、初めての試みであるニコ生などを取り仕切ってくださった猫んさん、ヤポンブランドとりまとめの健部さん、言葉の壁を軽く超えて橋渡しをしてくれるシモンに古関さん、本当におつかれさまでした!!!!

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会期中着ていた着物も、着物ってこんなところからほつれるんか、って初めて知るくらいよれよれになっていました。古着で2000円で買いたたいたやつだから捨ててもいいやと思っていましたが、旅のお供で愛着もあるので洗いに出して縫い直してもらうことにしました。

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4日間おつかれさまでした!

 

去年はただただ初めての海外旅行と初めてのエッセンが衝撃的で、ただびっくりしていただけでしたが、今年は二回目ということで少しずつ落ち着く方向に向かってきたかな、と思います。

思い返してもそんなに落ち着いてなかったようにも思いますが。
少なくとも去年よりは外国人のお客さんと話すのは物怖じしなくなったかもしれないです。

今年はとにかく日本発のゲームへの注目度が恐ろしく高いのを実感する4日間でした。カナイさんのラブレターは、パブリッシャーの方と話すと「こんな大ヒットは初めて見た」と必ず話題になるくらい。
ヤポンブランドのブースには多くのパブリッシャーの方が足を運んでくださり、お客さんは口々に綺麗で内容が詰まっていて小さな箱の日本のゲームがいかに独特であるか語ってくださっていて。
それも、優れた作品を毎年発表してくださっていた歴代ヤポンブランド参加のデザイナーさんたちや、それを支えてくださった皆さんの積み重ねによるところが本当に大きいのだろうなあと実感しています。

きっと徐々に発表があると思いますが、今年ヤポンに参加した皆さんがそれぞれ海外でもいい感触があったようです。

私たちはエッセンに行く前に自信作のセイルトゥインディアが既にAEGからオファーがあってかなりの青田買いをしていただいたので、今回のエッセンは気楽というか多少モチベーションも落ちていましたが、それでも、このエッセンでつかんだとてもよいフレンドシップと、とてもよい感触がありました。
そして、自分たちと同じように、自分の作品を信じて多くの時間とお金を割いてリスクを払って、それでもエッセンで自分の作品を紹介したいという熱くてまっすぐで愛すべきデザイナーの皆さんとたくさんお話しできて、たくさん一緒に笑って、本当にかけがえのない時間が過ごせました。みんな、ゲームが大好きなのは一緒なんですよね。
自分たちの作品がある限り、きっとエッセンに行くことは毎回違う何かを得ることができるように思いました。

 

来年もまたこの地にいれたらいいなあ!