Essen Spiel 2015 ファミリーデー（3日目）
前日かなり早めに床について、寝まくって寝まくって早朝起きた時にはすっきりとしていました！
その代わりOKAZUさんに伝染してしまったらしく、OKAZUさんが発熱で起きられなくなってしまいました。
なので午前中はホテルで休んでいてもらって、私だけ会場へ。
気持ちの良い住宅街を通っていきます。
行きがけに、昨日行ったスーパーに寄って、気の利く女性陣が昼食用にパンや水（会場内で買うとむちゃくちゃ高い）をまとめ買いしていました。
私はそんな周囲への気遣いもできず、ただ昨日買ったようなチーズとパンをひとかけらと、おもちゃ入りのチョコエッグを買ってはしゃいでいました……。
昨日のブース運営はさぞ忙しかったことと思いますが、3日目ともなると人混みも落ち着いてきます。1日休ませてもらって元気も余裕も出て、慣れているレジ仕事をさせてもらいました。
パンフレットの傍に、日本から持っていた安全祈願のダルマと、毎年暇つぶしに折っては通りすがりのショタ子供にプレゼントしている折り鶴と。
いよいよ多くの作品が品切れになって行き、予約分最後のフラムルルイエはカミダナに祀られていました。
今日の天使現る。
午後1時から1時間、BGGブースではヤポンブランドのゲームの紹介が生中継されました。1時間で二十数種類、1ゲームあたり90秒という短時間でシモンがすごい勢いでゲーム紹介をしていきます。
その傍ではみんなもゲームを出したり仕舞ったりのお手伝い。
少しはお手伝いできましたが、いろいろブースの方も用事があったりで私も行ったり来たりしてしまいました。
Board Game Geekを通してメールを頂いて、日本旅行のついでにお会いしOKAZU Brand版ひも電にサインをしたことから数年来のお付き合いをしているドイツ在住のユリアさんと彼氏さんが、今年のSpielにも遊びに来てくださいました。
なにか大きな缶でプレゼントをくださったので、中を覗いてみてびっくり。。
ホテルで寝ているOKAZUさんにどんな無理をしてでも会場に来るように連絡をして、中身が内緒のまま開封の儀をしてもらいました。
この喜びよう！
中から出てきたのは……
すごい！
ゲームマーケット春（にもユリアさんカップルは来てくれたのでした）で頒布したゴー・ダッ・チーズのチョコレートケーキです！
趣味でチョコレートアートをやってらっしゃるとのことでしたが、この文字をいちいち作るのも大変だったでしょうに……とてもとても嬉しかったです。
記念写真！
すごいー。
そしてものすごく重い！どれだけのチョコレートを使ったのだろう……。
ユリアさん、本当にありがとうございました。
ちょっと疲れていた旦那もかなり元気になりました。
そして休憩を兼ねて、Press Passを貸してもらって初めてプレスルームへ行ってきました！
このエスカレーターを上ったところがプレスルーム。
上った瞬間にパスの提示を求められます。
ドイツゲーム大賞の受賞作が大々的に展示してあります。
zochのスピンデレラはSpielでのプロモーションも大変に力を入れていたようで、クモ型の風船を持った人がそこらじゅうを歩いていました。
展示室にはいろんなゲームが展示されていました。
名前の如く504種類のゲームが楽しめるというフリーデマン・フリーゼの504。
これもかなり話題になっていましたが、初めて中を見ました。大量のコンポーネント！
オインクさんから海外に羽ばたいた小早川が！
そして冒険企画局さんの展示や……
グループSNEさんの展示まで！
初めて入れたプレスルームは楽園のようでした……。
ブースに戻る際にも、人がひっきりなしに出入りしていた人狼ルームの前を通ったり。
なんか若くてイケメンのジョーカーがインタビューしてたり。
こちらも日本からの参戦のNINJAWORKSさんのブースを見学して、すごくかっこいいショッピングバックをもらっちゃったり。
その後はブースに戻って、なんだか売れ行きを促進させたいゲームにPOPをつけようという話になっていたので描きたかったものを数個描いてひっつけたり。
これはゲムマとやっていることが何も変わらない……。
パニハイ、ハイスクールものが好きな層そうだよお前らが買うんだよ、と訴えかけてみました。
戦車なんか私は描けないよ！って泣きながら描いたタンクハンター。
絵が雑なの線でごまかすしかねえ、なPOPのヴァンキッシュスカイ。
結局自分のやつが一番力入ってるんじゃねえか、なゴー・ダッ・チーズ。
割とここまで描いて疲れた……。
あとは作者さんが好きに描いたらよいのです！
ホテルに帰って、いただいたケーキを切って反省会の間みんなに少しずつ食べてもらって、私たち二人は最後のこのピースをいただくことに。
部屋に帰って美味しくいただきましたが、とてもチョコレートがリッチでずっしりしたケーキで（とても甘いのですが、塩が程よく利いていて飽きずに食べられました）すっかりお腹いっぱいに。
すごいなあこの文字の切り出し方……。
甘い口をしょっぱくするために昼食で残していたチーズのかけらを少し食べて、もう今日は晩御飯はいいや、という気分になりました。
風邪と疲労のためでしょう、OKAZUさんがすっかり参っているので私もこれをアップしたら寝ることにします。
残り１日、はやいものです。
できるだけ多くの作品が売れて、頑張って手弁当で参加しているデザイナーさん達に少しでも良い知らせが届けられますように。
Essen Spiel 2015 おやすみデー（2日目）
さて、今日はEssen Spielの２日目なのですが、エッセン参加４年目にして初めてのダウンをしてしまいました。
風邪気味ではあったのですがどうにも熱っぽいのが取れず、ふらふらしてしまいます。
同室のOKAZUさんにももちろん伝染してしまい、昨日頑張りすぎてしまった精神的な疲れもあって二人とも今日1日まるまる休んだほうがいいという判断をしました。
朝食をとりながらそのような話をブースリーダーとしていると、ブース内の仕事をみんながみんなわかるように今日は全員配置換えをしよう、とかそういう流れに。昨日列整理した人はレジ側へ、昨日レジの中に閉じ込められていた人は試遊卓や列整理に。
それぞれがそれぞれに大変な仕事ですし、一通り経験することで把握できたらもっと思いやりを持って助け合えるかもしれませんね。
私たちは休んでしまいますが1日のブースがうまく回りますように……。
午前中はひたすら寝ました。
もう寝て起きて熱で出た汗を拭いてまた寝て……。
お腹が空いてやっと起き出してきたのが午後２時頃でした。
これまでずっとホテルとメッセの往復ばかりで、全く観光らしい観光をしてこなかったので、せめてメッセの近くを観光したいと思いました。
メッセの裏がGruga Parkというちょっと有名な公園らしいので、スーパーに寄って昼食を確保してその公園で食べようということに。
ここでいいのかな、というくらい閑静な住宅街を通り抜けていきます。
それぞれの家の庭やエクステリアがいちいち可愛く整えられていて人形の家のようでした。
地元の、割と大きめのスーパーを発見。
肉やらチーズやらパンが大きな塊でゴロゴロ売っていました。
それらを言って切ってもらうのは私には難易度が高すぎたので、余った特価品らしい袋詰めを買いました。
道すがら橋の上から池が見渡せました。
これが目的地のGruga Parkの池のようです。
公園の入り口には窓口があって、入場料４ユーロを払ってカードをもらうと入ることができました。
入ってすぐのこの坂道、見たことがある……。
ここを登るとメッセの裏口で、昨日ハンバーガーを食べた手すりがちょうどこの左の壁になります。
じゃあメッセから抜けたら公園に入場料無し（というよりメッセの入場料に入っている？）で入れるのかしらん。
この公園にはぐるっと線路が敷設してあって、小さな駅がいくつか見受けられたのですが、汽車がいま走っているかはわかりません……その気配はなかったのですが。
公園案内図。かなり広いです。
横断して往復した程度でしたがかなり歩きました！
庭園はとても素敵で、大ぶりな花があちこちに咲いていました。
左に子供が二人写っていますが、ペアになった子供が何組かおり、一人がアイマスクをつけてもう一人が手を引いたり支えたりして段差のある場所を歩いたり花の場所を教えて匂いを嗅がせる、といった遊び？体験？をしていました。
派手なお城！
庭園の奥には滝があり、この小さな岩山にも山道が付いていて登ることができました。
さすがにお腹が空いて倒れそうになったので、ベンチでパンとチーズの昼ごはん。
いたるところにベンチがあって、のんびり散策しては休む、ということができる素敵な公園でした。
これをこうして、
こうじゃ！
美味しかったのですがいかんせん体力がなくて固いパンを咀嚼して飲み込むのに必要以上の時間がかかってしまいました。
そうこうしているうちに、来るときに見た池に到着しました。
私たちがそばにいても我関せずでマイペースな鳥たち。
まだまだ歩くと実はスパがあったりするらしいこの公園、まだまだ探検の余地がありそうでした（トリップアドバイザーでも高得点で、やっぱりのんびりするには良い公園みたい）。が、歩いていると汗ばむものの、気温自体は下がってきたのとやはり健康ではない状態なのでブルッとしてしまい、散歩を切り上げて帰途につくことにしました。
トラムと並行に歩く道をしばらく行くと、もっと大きなスーパーを発見しました。中華料理の店もあったけれど閉まっており値段も見られず残念。
意外とホテルやメッセの周りにスーパーもたくさんあって、安いご飯にも困らなそうです。
とりあえずコーラと、ドイツに行くと必ず買う謎の美味しい豆菓子を大量に買い込んで部屋に戻りました。
ちょっとのつもりが随分歩きすぎてしまったのか、部屋に戻るとまたずっと寝込んでしまいました。
なんとか21時頃にまた起き出して、ホテルのレストランでタイカレーをノンアルコールビールで流し込んで夕食として、このブログを書いて今に至ります。
またちょっと熱っぽくなってきたのですぐに寝ます！
起きたら元気になっていますように。
ご心配いただいたみなさん、ありがとうございました。
またLINEで漏れ聞く今日のブース運営は大変だったようです……またどなたかが無理をしてなければと願うばかりです。明日はしっかりお手伝いしたいところです。
Essen Spiel 2015 開幕！（1日目）
ついにEssen Spielが開幕する当日です！
ブース出展者としてこの日が一番忙しいのです！
ヤポンのように小規模で、ほぼ再販のないようなゲームを数十部単位で持ってくるようなところには、お目当ての僅少なゲームを求めて殺到するお客さんが殺到して長蛇の列ができてしまいます。
数年それを繰り返していて、ちょっと運営にも目をつけられているのかなあ、という印象すら受けるくらいには。
なのでこの列整理が一つの課題。
さらに、一般のお客様が入り始める1日目なので予約品の受け取りも先日のプレスデーと比べ大幅に増えます。
予約のデータと照合して、品出しをするのも時間がかかるので、こちらも列ができるリスクが大変に高いです……。
数年前は早朝ブースに準備に行った時にはすでに無人のブース前に混乱しきった無秩序の長蛇の列が形成されていてこの世の終わりを確信したものでした。
なので今年はみんなで早起きして、先発組はできるだけ早く会場に行ってなんとか列に対処しようということになりました。
しかし私は前日から体調を崩し気味で、乾燥のためかカピカピになった鼻の粘膜からは無尽蔵に鼻水は出るし左右の目の大きさがまるで違っているし。おそらく風邪ではあると思うのです。
そこでブログの下書きが飛んだショックで前日はかなり早めに床につき、ドイツに来てから初めてくらいの熟睡をしました。ギリギリの時間になってから旦那に起こされて急いで支度をするというくらいには。
ミーティングしながらのいつもの朝御飯。
今年はみなさんに仕事をお任せしてゆっくりしようという魂胆だったのに、本当に申し訳ないことに先発組の入場チケットをもらったのでレジがんばろう！
ブース到着、よかった、列んでいる人はいなかった！
とみんなで喜ぶくらいに数年前の出来事はトラウマでした。
待機列第1号はヤポンブランドの筋金入りのファンのおじいさま。
一番好きなヤポンブランドのゲームは「カルタゴの貿易商たち」、ほぼほぼヤポンブランドが発足した当初、10年ほど前のカワサキ工場長の作品です。
「いまは違う名前（Traders of Osaka）で出版社から出てるじゃろ、よかったのう」みたいなことを言ってくださって、本当に追いかけてくれているんだ、と感動してしまいました。
今年でヤポンブランドは10回目の出展なので、本当に初期からのお客様ですね。
列は着々と出来始めています。でも混乱も起きず、列整理も完璧でした！
ヒモを腰にまきつけて立って人間ポール状態になっているのざくにさんを見て何人もの人が笑って「Good job」と肩を叩いていましたが、いやいやかなり優秀で有効な方法でしたよ！
あとは10時の開場で来る第１波に備えるだけ！
と思いきや、開場を運営が勝手に15分早めてお客さんを入れてしまったらしく、突然波がやってきました。これはまずい、と思って係員に聞くと、販売は頑として定時からではないとダメ、とか。捌けない状態で人だけ溜まる！レジ前にどんどん人が集まっていきます。
上手く行きかけていたのにここで大混乱ですよ！
結局列が４重くらいになってしまったでしょうか、それでもこれだけ列整理に対して準備していなかったらもっと混乱していたでしょうね。
２つ設置したレジのうちの１つで列が途絶えるまでずっと応対をして、やっと余裕が出てきたころには14時を過ぎていました。
ここでやっとブースを出て（今回の配置が、荷物の多さのせいでブースに人を完全に閉じ込めるようになってしまっていて、出たくてもお客さんがいない時にテーブルをどかさないと出られないようになってしまい、知り合いがきてくださった時に出られないのはもちろん、喘息の頓服を取りにも、トイレにも行けなかったのです。次回はもうちょっと人の流れのよい配置にしたいですねー）休憩に行くことができました。
すごいかわいい衣装着てる子がいるから声をかけたら一緒に写真撮ってくれました（ちなみに日本語ペラペラだった）
ガレリアという棟と棟の間の通路には子供が遊ぶスペースが並んでいます。毎年気になるのがこのおじさん、マイクで子供のテンションを上げて追いかけっこのようなことをさせたりぐるぐる走らせたり意のままに子供を操っています。特に特別な遊具があるわけでもないのに、このおじさんの魔法の言葉で子供たちが本当に楽しそうにアトラクションに参加しているのが凄い。
ガレリアの屋台でハンバーガーとジュース。でもこれを２人分で17ユーロくらいするのが本当にお山価格というか……高い……。
ブースに帰る途中に寄り道がてら少しだけ見て回って、
台湾ボードゲーマーさんたち。挨拶できないくらいの大盛況でした。
日本人ブースもいろいろに賑わっていました。
今回複数の日本人出展者が荷物トラブルに巻き込まれていたようで、いろいろ大変な話を聞いています。過去ヤポンブランドも荷物トラブルは何度も会っているので他人事ではないというか、それらを最大限回避する方法を模索しているといいますか……。
Product Artsさんのブース。
そのお隣、UTSUROIさん。
ゲムマでも話題になった江戸職人物語のキックスターター版のIKIに多くの人が注目していました。
オインクさんのブースは特にスタイリッシュですねー。
TAKOASHI GAMESさん。やはり試遊卓が途絶えないほどの忙しさのようで、ご挨拶ができませんでした。
びっくりしたのがカタン、ギネス挑戦するんだとか…。
この４ホール全てカタンのプレイテーブルになっています！
コスプレさんも多く、普通に会場を歩いています。
手を振ってくれたけどちょっと怖いぬいぐるみ。
ブースの前に天使、天使がいる……
またブースの中に戻っていろいろ業務をしていると、思いがけなく嬉しいこともたくさんありました。
サインを求められるOKAZUさん、今年買ってくださったゴー・ダッ・チーズと、なんと一昨年持って行った英語同人版セイルトゥインディア（エッセンのためだけに数十部赤字で刷った超レアアイテム）を持参してきてくださいました。
ポルトガルで発売されたNIPPONという明治維新（工業的な）のゲームと、ミネルウァを交換するOKAZUさん。ポルトガルを代表するゲームデザイナーと言っても過言ではないNuno Bizarro SentieiroさんとPaulo Soledadeさんです。
そして去年日本から持って行ったローリングジャパンが、ゲームライト（アメリカの知育玩具メーカー、学研みたいな感じ）からローリングアメリカとして発売されます！やったー！
その最初のサンプルを持ってきてくださったゲームライトの方と。
フタが磁石で閉じる大変かわいい箱に入っています！
サイコロは特注品で、目が全部⭐︎になっています。
あともう一つ嬉しいニュースがありました。
ドイツのボードゲーム雑誌「フェアプレイ」が発表するアラカルトカードゲーム賞2015の1位が日本発の「街コロ」が受賞したのですごいすごい！と喜んでいたのですが、実は4位にOKAZUさんのセイルトゥインディアが入賞していたんです！おいーー！すごいじゃないかーーー！うれしいーー！
（まあこれを知ったのはこの翌日のことなんですけどね）
さて撤収、なのですが、初日から在庫の数がまったく合わなくて20時になっても帰ることができません……。
準備の段階できっちり数える時間すらなかったのでもう詰んでいるんですけどね。売り上げに関わるのであまりいい加減にもできず、悩ましいのです。
会計や在庫も両方なぜかやることになってしまっているOKAZUさんはここでかなり疲弊してしまったようです。明日以降はこれも個人に任せるとかしないようにしたいところ……（というかそういえば係分担をしたのだったのに忘れてた＆元からあまり人が入れないので手伝いたくても手伝えない人も多いんだろうなあ）。
心も体もガビガビになって戻ったホテルで、ちょっと豪勢にブッフェで野菜と肉をモリモリ食べました。
ホテルのレストランのスタッフたちは明るく客いじりをしてくる人ばかりで元気がでます！
ホテルのwifiが不調で、写真をアップロードしている途中で寝落ちしてしまっていました……。
風邪の熱が何回か出たらしく、起きたら布団が汗でびしょびしょになっていました。行きの飛行機で乾燥のせいなのか鼻の中の皮がボロボロしていてそこから鼻水が出て咳も出て……とあまり体調が良くない感じではありました。ちょっと翌日は休もうかな（４年目にして初めてのダウン！）と思っています。
Essen Spiel 2015 プレスデー（0日目）
この日は、かなり書いていた文章を間違って消してしまって時間が無くなってしまったのと、体調が崩れかけているため休みたいので、備忘録的に写真とキャプション程度を暫定的に上げる程度でした。
ライブ感ということでなにとぞ！
今日から着物！汽車柄！
朝ごはんは今日もジョン社長と！
メールとかずっと忙しそうでしたが本当にナイスガイ！
クラッシュゲームズのパトリックさん。
ご自慢のワンピースのタトゥー、来年は腕にルフィとか４キャラ彫るとか。
準備がいろいろ間に合わなくて予約受け渡しは13時に繰り延べ。
落ち着いて準備できたけれどお客様は待たせてしまいました。
超強力助っ人のヘールト・ファンホェーケさん。
ヤポンブランドのブースに数年にわたり毎年来てくれていたお客様だったけれど、いつもお客様なのに率先して試遊卓のインストを英語ドイツ語でやってくれていてスタッフより大活躍という謎の人でした。今年は正式にお手伝いしていただくことに。
什器がまだ届いていないのでパレットを重ねて急ごしらえしたテーブルでゲーム勉強会でした。
作業はいろいろ大変、一人で30個以上のゲームを予約する人もいたので、大口の人はとりまとめておく試みをしました。
一人分なのにダンボールにも溢れるくらいの量……。
予約受け渡し開始時には列ができてしまいました！
列がはけたあとは余裕も出来て、会場も見て回ったのです。
スピンデレラの絵と同じクモがブースの上に！
日本から、オインクさん！
ProductArtsさん！
SNE＆冒険企画局さん！
そしてフランスのielloの壁には超巨大なWelcome to the Dungeon（ダンジョンオブマンダム海外版）の絵が！
去年ヤポンブランドでエッセン出展したこげこげ堂さんの「ブドーニア王のおふれ」がなんとフランス語版に！おめでとうございます！！
実は在庫の確認がうまくいってなかったり、まだやりたいことはあるのだけれど閉場時間もあって今日のブースは終了〜。
ホテルに帰ってからホテルのレストランでターキーカレーとノンアルコールビール。
本当はAEGのみなさんとのゲーム会があったので、軽くご挨拶。
左端がジョン社長、なんてお茶目さん！
でも鼻水がとめどなく出て目が真っ赤になったままの私は社長にごめんなさいをして部屋に戻って休むことにしました。
あー体調が戻りますように！
Essen Spiel 2015 ブース設営日
ドイツ到着二日目、今日はブースを設営したり、船便であらかじめ送ってあった荷物を受け取って販売する商品を準備する日です。
前日あれほど疲労困憊の上遅くまでブログを書いたり写真を読み込んだりしていたのに、朝の５時には目が覚めてしまいました。
やはり時差ぼけがあるようです……。
それもまあ今日明日と忙しくしているうちに嫌でも眠れるようになると思います！
いつもSpiel会期中楽しみにしているのが、宿泊しているホテルBredeneyの朝食です。
ブッフェ形式で好きなものが取れるのですが、いかにもドイツと言った感じでチーズも肉も種類が豊富でとてもおいしいです。
今日のレアアイテム、チョコレートブラウニーとナッツとハチミツのしっとりずっしりしたケーキ。早朝一番に行くと普段ないちょっと特別なものがあることが多いので、時差ぼけの早起きとはいえ得をしました！
いろんなソーセージや肉料理も朝からがっつり食べられます。
その分生野菜は少ないのでキュウリとトマトを多めに食べるようにしています……。
さすが朝一番はメニューが豊富だね、などと思っていると、よく見知った方に声をかけてもらいました。
アメリカAEG社のジョン・ジンザー社長です。
OKAZU brandとして頒布した同人アナログゲームTRAINSをエッセンで見出して出版してくださって、アメリカでOrigins賞を取るまでのゲームに育ててくださった会社です。その他にもパトロナイズやセイルトゥインディアも出版してくださいましたし、なんといってもカナイセイジさんのラブレターをはじめとして大変ヤポンブランドと強く結びつきのある会社なのです。
ジョン社長は、先日エッセンをゴールとして世界を周遊する旅の途中で日本にもいらっしゃっていて、ヤポンブランドの面々で歓迎ゲーム会を行なったばかりでした。
再会を喜んで握手をして、さて英語でなんて挨拶をしたらいいんだろう、と言葉を探していると、ジョン社長が「一緒に朝食をとっていい？」と言ってくださるではないですか！
席にご一緒して、Facebookで読みかじったジョン社長の旅のルートを思いだしてあの国はどうだった、この国の料理はどうだった、と頑張って質問したり、AEGの次の新作のヒントを聞いたり、お互いD&Dプレイヤーであることを告白したり、とにかく私のたどたどしい英語に根気強く付き合って会話をしてくださいました。
ジョン社長はコーヒーを一杯だけと、小さいパンを食べただけで、「あとでまた来るから今はこれだけ」と言って席を立ちましたが、あとから思えば食堂に入る私たちの姿を見て朝食を食べるタイミングでもないのに追いかけて声をかけてくださったのかなあ、ととても嬉しくなりました。
嬉しかったけど緊張で味があんまり分からなかったですね！
その後もゆっくり朝食をとっていると、他のメンバーも集まってきてテーブルで作戦会議です。
その日やることを共有して、会場に向かう時間なども調整して。
しかしもう荷物が届いているという報せがあったので、ばたばたと会場に向かいます。
とはいえ会場で配るパンフレットの、数十キロにもなる束をみんなでスーツケースや台車に乗せてタクシーに分乗しての大移動となったのですが……。
ブース前に着くともう日本からの荷物の山！
これが届かないと何の作業もできないので本当に嬉しい！
荷物をパレットから下ろしていると早速見知った顔がブースのそばを通りがかります。左上の赤いシャツの人、世界的に有名なボードゲームレビューサイトDice towerの代表Tom Vaselです。
エッセン前にサンプル品を送って、レビューしてもらったおかげで予約数にも良い影響がありました。ゲームデザイナーたちはこのチャンスにとお礼と、名刺交換などをしていました。
こういう感じで、いろいろな国のいろいろに有名な人や知人友人が通りすがっては挨拶する、というのが繰り返されていきますし、醍醐味でもあります。
しかし今日はやることが本当に多く、各人協力して作業に当たらないと終わる見込みがないほどです。
持っていくのは日本のゲームなので、ボランティアで翻訳していただいた英語、フランス語、ドイツ語のマニュアルを原則封入して販売するのですが、船便出発までに間に合わなかったものは今日の段階で貼付しなければなりません。これが数タイトルに及び、しかも１タイトルあたり数十〜数百個あるのですから莫大な作業量になります。
みんなでできるだけ効率の良い方法を考えて、どんどん作業が加速していきます。
その結果ここまでの域に達してものすごいスピードで作業を進めていましたw
毎年この作業はついて回るのですが、全員でひとつのことを考え、実行し、単純作業しながらお喋りをするこのプロセスで、一体感というか、心が許せるようになるというか、なんだか信頼関係が構築されていくのが毎年不思議で楽しいのです。仕上げに携わることで、自分の作品だけでなく、一緒に行っているデザイナーの作品にも愛着をもって会期中インストしたり販売したりできますしね！
特に今年はこの作業がとても効果的で楽しく、終始笑いも絶えず、一体感のあるものでした……このまま上手くいきそうな予感です！
ぶっ続けで集中力も体力も使っていたので、息抜きに、昼食を買いに去年初めて行ったリッテンシャイダー通りのスーパーへ散歩に行きました。
雨があがったばかりで気持ちの良いお天気でした。そんなに寒くもなく、上着を着ていると少し汗をかいてしまうくらい。
いかにもドイツといった風景に嬉しくなってしまい、おのぼりさんのように（おのぼりさんです）数歩歩くたびに何かしらの写真を撮っていました。
なんだか標識までかわいい。
あじさい！
ピンクのはっきりした感じが印象的でした。
道のそこかしこに落ちていた謎のイガイガ。踏むとぐにゃぐにゃでしたがその中身は……
栗でした！
生垣にたくさんベリー類が植わっていたのが目新しかったです。
ブースに戻り、買ったドーナツやパンを食べて作業再開です。
今年で10年目のかなり年季の入ったヤポンブランドの横断幕と、出来立てのミニマルゲームズの横断幕。生地の感じに歴史を感じますね……。
什器も到着し、棚にどんどんゲームを乗せていきます。
作品数も一点あたりの数量も増えてきました。どれもがデザイナーさん達が自信を持って腹をいためてEssen Spielまで出品した作品ですから、どれも良い結果を残してほしいと思います。
まだまだ準備は万全と言えませんが、20時までに会場をでなければなりません。毎年準備に手間取って時間をオーバーしてしまうヤポンブランドブースには、すっかりマークされているのか、係員の人がブースの前で睨みを利かせて「時間内に帰れ」という重圧をかけてきます……。
なので、棚に布をかけて目隠しにして急いで撤収です。
夕方くらいには全員体力の限界を迎え、自分も周りも何を言っているかわからない状態になっていました……よね。私もそうでした、今年もそうです、毎年そうです。本当にお疲れさまでした。よく休んで明日以降の会期内、本当に大変な忙しさに備えましょう！
今日はホテルに戻って、夕食をどこかに食べに行く余力もないので、ホテルのレストランで毎年おなじみのオリジナルバーガーとノンアルコールビールで済ませました。毎年食べたくなる好物のひとつですよ！
それではまた明日。
明日はプレスデー、一般の人は入れない取材向けの日で金銭の取引も禁止されているので販売などはありませんが、私たちのブースでは事前に予約した人への引き渡しがあるので早速お客様への対応がはじまります！
Essen Spiel 2015 ドイツへの移動日
今年もヤポンブランドのお手伝いとして、ドイツのEssenで開かれるアナログゲームの見本市Essen Spielに来ています。
ヤポンブランドは今年でエッセン出展10回目になる、日本発のアナログゲームを海外に紹介しようというコンセプトの元、デザイナーがお金を出し合ってブースを出す集まりです。
OKAZU brandはひも電（2010年）から作品出展のみのスタートでエッセンに挑戦し、TRAINS（2012年）から現地にも行くようになりました。一度行ってみるとこれがもう楽しくて楽しくて……。
４年連続４回目、すでに旅慣れたもの……でもなく、毎年予想もつかないハプニングが恒例のように起こってしまいます。今年こそ、無事平穏に日本からやってきた参加ゲームデザイナーさんたちが全員無事平穏に会期を過ごせるといいのですが。
毎年この時期恒例となりました、会期中できるだけの当日中更新を目指して、日本で様々に応援してくださった皆様へご報告させていただきたいと思います。
ドイツでのブース出展の日々、疲労と緊張で多少の極限状態での更新となりますので、乱文や正確でない表現についてはご容赦願います。
10月５日の11時に日本を発ち、16時にデュッセルドルフに到着です。
時差は７時間ですので、フライト自体は12時間に及びます。
このフライトの前にも既に、待ち合わせ時間の時点で行方不明のメンバーが何人か（待ち合わせ場所と全く反対の場所で待っていたり、待ち合わせ場所を経ずに出国審査にいきなり行ってしまったり！）。なかなか大所帯になってきたのもあって連絡が行き届きません……。
もう何年めにもなるメンバーにも、この時点でマニュアルの翻訳が上がっていない問題が浮上していて、ドイツ到着後に大量の作業が待ち受けていることが判明したり。超こまめにサポートしてくれる有能な人員のSさんが前日まで体調最悪で動けなかったり。例年よりも懸念事項が多すぎるかもしれません。
まあでも、全員が向こうに無事に着けばなんとかなる！はず！
去年からANAのデュッセルドルフ直行便を利用していますが、ご飯も美味しいし（おにぎり弁当でした）座席で電子機器の充電ができて便利だったり、実に快適でした。
デュッセルドルフ空港に着いた直後も、一部同行者が手荷物を受け取る前にお手洗いに行ったらしくその数十分間がタイミングがとても悪かったのか、空港で行方不明扱いになって係員さんを巻き込んで大騒ぎになったり、割とこの時点で疲労困憊でした……当事者はケロッとしていましたが本当に大騒ぎだったんですよ、本当に……。
何が悪いというわけでもないのです、GURPSで言う所の不幸持ち悪運持ちといった特徴なのですよきっと、でも集団行動は難しいですね！
がんばろうね！迷惑はかけないようにしよう、ほんとがんばろう！
長いフライト、ちょっとしたトラブルの連続、それらでヘトヘトになりながらも、タクシーでエッセンのホテルへ移動です。
会期中ブースで配るパンフレットや、船便に間に合わなかった作品数100個、会場で添付するドイツ語フランス語訳のマニュアルなどで各人大量の荷物を抱えています。それら大量のトランクと共に大移動となります。
我々の荷物でホテルのロビーもいっぱいになってしまいました。
部屋についてテレビをつけるとドイツ語版ミリオネアをやってました、ちょっと新しいルールが足されている感じ。
しかし部屋でゆっくりする間も無く、荷物を少しだけ解いたら、今度は会場に下見に出かけました。
ホテルから会場までは歩いて15分ほど。
この建物がメインの入口になります。
ヤポンブランドは3ホール、この建物の中にブースを出します。
ELLOとかペガサスシュピール、AEGなど大きい会社のブースはもう準備が始まっていました。
ここがヤポンブランドのブースね（下見）
参加者も参加作品も増え、去年から２ブースになりました。
明日にはここに什器が入り、作品が並び、飾り付けも行います。
会場をざっと巡って、ここにはあのメーカーがブースを出す、BGGの中継はここからやるみたい、などとアタリをつけつつ、自分たちが買い物するときのアタリもつけていきます。
おなじみの中古屋さんのブース、既にお宝が並んでいます。
数々のスリーブを販売している台湾のスワンパナシアさんにご挨拶すると、なんと気前のいいことにひとつずつ販売ブースから好きなスリーブをプレゼントしてくださる（！）ということで見繕うメンバーたち。
しかし嬉々として選んでいる姿が、会場の警備員さんにアジア系の大窃盗団と思われたらしく厳重に注意され、スワンパナシア店主を直接連れてきて弁護してもらう自体になってしまいました（すぐ誤解は解けましたし、警備員さんとしてはやるべき仕事をこなしたのだと思いますが）。
会場に着いたのも遅かったので、すぐに出なければならない時間となってしまいました。Essen Spielの会期が始まってしまうと忙しさもあり、さらに会場近くの飲食店はどこも混むので、今日がチャンスとばかりに会場近くのビアホールで夕食をとることにしました。
醸造所直営のビアホール！
３年前も来たのですが、そのときは会期中でとにかく混んでいました。今日はさすがにガラガラ、店内には地元のお客様が数組と、一緒に来た犬がいました。店内に入れるんですねえ。
明日からの成功と無事を祝って乾杯です。
……この直後グラスが割れちゃったりとやっぱりハプニングがあったのですが……。
みんな疲れてたし空腹だったし、大事故がなかっただけでもよかったですよ。
明日からなんとかなるなる！
今日はゆっくり休んで、がんばります！
多少の小さなトラブルだって最後には笑い話になっているくらいの充実したイベントになればよいのです！
Essen Spiel 2014、帰国！
2014年のEssen Spielも終わり、ヤポンブランド全員が無事に帰国しました！
大きな事故もなく、今年も各自大きな成果を得ることができたようで本当によい一週間でした。
帰国する日のことと、追記をいくつかでエントリを書いて今回のエッセン記を終えたいと思います。
前日は、会期終了の乾杯をしたあとホテルのゲームラウンジでのゲーム会に行った人も多いようでしたが、私はビールを飲み過ぎてしまったのと疲れもあり、部屋で倒れていました。
ゲーム会から帰ってきてこれまた倒れるように寝てしまった旦那のいびきがひどくて起こされてしまい、一晩中いらいらとしていましたけどね！（いや旦那さんの方が会期中色々お疲れさまでした）
ともあれ各自眠気や疲労で朝食に出てくるのが遅かったのですが、ホテルのチェックアウトは12時、結構ゆっくりで助かりました。
エッセンというボードゲームのお祭りですから、それはもう個人個人がゲームをたくさん買ってしまっていましたが、横断幕やハッピ、棚を隠す布類やコード類といったヤポンブランドの備品もかなりの量になるのでそれぞれをトランクに詰めるのも結構な作業になります。
いつもさやかさんの物凄い機転により何でも持ってるこげこげ堂さんがトランク重量用の秤まで持っていらしたので、それを部屋間で回して、荷物に余裕がある人の情報を共有しながら荷造りをしました。
チェックアウトや会期中の売り上げ精算（と各デザイナーへの清算）を済ませる間も、ロビーでは戦利品のゲームで遊ぶデザイナーたち。さすがです。
ホテルからデュッセルドルフ空港まではタクシーで50€くらい。大人数で分乗すれば、荷物も大量にあるしタクシーが便利でいいですね。
このキリンのオブジェクト、毎年写真撮っていますが、今年は象の鼻をつけていました。
今回、急きょ新作（Rolling Japan）を作って手で持ち込んだため私達夫婦でトランク3つという大荷物になってしまいましたが、空港のカートは便利ですね！
これは来年も荷物多くなってしまっても大丈夫（追加料金がかかるからやめましょう）！
空港で6時間くらい待ちが発生したので、荷物をロビーに置いて交代で見張りつつ、行ける人はデュッセルドルフ市内に観光に行ったようです。
私達は空港でぶらぶら組。
空港内のジェラート屋で甘くて美味しいジェラート（1.6€）を食べたり、お土産に謎の豆菓子や、ハリボーが1kgつまったバケツ（4€くらい！）を買ったり。
空港内の本屋さんもじっくり見て回って、まずは子供向けのパズル本の多さに驚愕して「これは勝てないわ……」とドイツに恐れをなしたり、大きな棚一面を占める鉄道雑誌の多さに大興奮したOKAZUさんがドイツ語の鉄道雑誌を吟味して買い込んだり。
持病の喘息がまだ治まらなくてのど飴を探していた私は、ドイツののど飴をスーパーで数個物色して、その味のなつかしさに絶句したり。幼稚園くらいの時に同い年のドイツ人ハーフの親戚と数年一緒に暮らしていたためにドイツのおもちゃやお菓子に思い出補正があるんですよ……。
帰りの飛行機を待つ間、もう皆疲れてぐったりです。
飛行機ではエッセン帰りの日本人と多数ご一緒しました。
真空管ドールコレクション（管コレ）で出展されていたJH Labの方々ともお会いして、カナイさんがサインをする場面も！
エッセンに出展する、エッセンに行くというのはそれだけでいい経験ですしこれからに活かせることが多くあります。多くの日本人の方と今年もそれを共有できて嬉しい限りでした。
今回は往復、ANAの直行便を利用しました。とにかく速いしご飯がおいしかった！
久しぶりの白米（粒が長くないやつ）！和食にはお味噌汁がついてきたのも嬉しかった！
成田についてロビーについたとたん、私も大好きな日本に来た外国人に何しにきたのか聞くあの番組の取材クルーが二組いて大興奮！
北海道から参加されたManifest Destinyのkuroさんはこのあと飛行機で、青森から来られているプロモーターの健部さんは夜行バスで帰られました。本当におつかれさまでした。
Essen Spielは終了しましたが、実は忙しくなるのはこれから。
パブリッシャーのハートを射ることができたゲームには、これから版権交渉がやってきます。これが複数社から来たらもう大変、条件を見比べつつ、お断りしなくてはならない会社には様々なバランスを見つつお断りのやりとりをしなければなりません。
正直数百個オーダーで売った程度では、わざわざ輸送＆渡航＆滞在してまで売った元は取れません。こういう交渉後にやっと元が取れるかな、という感じなのでとても重要になってきます。もちろん、エッセンでの体験がプライスレスではあるのですが！
デザイナーの皆さんには一ヶ月後に迫ったゲームマーケット秋の準備もありますしね。
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オマケとして、会期中リアルタイムで言ってなかった事柄をいくつか。
機内食でデザートとしてハーゲンダッツが出てきたの、嬉しかった！カチカチに凍っていてなかなか食べれなかったけれど……。
乗った飛行機は往復ともボーイング787-8でしたが、トイレも綺麗でした。ウォシュレットがついていたのはびっくり！
デュッセルドルフ空港、女子トイレの中の自動販売機。
トゲトゲの何かとかセクシー下着まで普通に売ってるのがお国柄の違いなのかしら……。
去年ヤポンブランドで持っていった街コロ、今年KOSMOSから出版されすごい人気！会場内の色々な売り場で見ましたが、すぐ売り切れてしまったようでした。
今回、この写真の一番右、Erikさんというスウェーデンの方にお手伝い頂きました。
ヤポンブランドで翻訳面において超強力な助っ人であるシモン氏の友人です。お友達同士がお金を出し合って、誕生日プレゼントとしてこのErikさんをEssenに送り込んだんだそうです。ホテル代かなにかの代わりに、ヤポンブランドで１日数時間のお手伝いをしていただく約束だったのですが、毎日ずっとブースの試遊卓に居続けてくれました。生来のゲーム好きの彼、すぐにヤポンブランドの全ゲームのルールを理解し、英語とドイツ語でお客さんにインストし続けてくださって、本当に助かりました。
なにか個人としてもお礼をしたかったのですが、最後の日に展示サンプルとして使っていた漁火（ISARIBI）をプレゼントしたら「僕は釣りも趣味だから、漁業がテーマのこのゲームをプレゼントしてもらえてとても嬉しい」とはにかんでいました。
他のメンバーもErikさんのことは大好きで（英語でしか意思疎通できないので、自分の英語能力のなさがもどかしかったけれど）ゲームをプレゼントしたりしていました。
また遊びにきてくれて、そしてまた手伝ってくれると嬉しいな！
