にゃもり分室900強

気がついたときだけ何か。

Essen Spiel 2014、帰国!

2014年のEssen Spielも終わり、ヤポンブランド全員が無事に帰国しました!
大きな事故もなく、今年も各自大きな成果を得ることができたようで本当によい一週間でした。
帰国する日のことと、追記をいくつかでエントリを書いて今回のエッセン記を終えたいと思います。

 

前日は、会期終了の乾杯をしたあとホテルのゲームラウンジでのゲーム会に行った人も多いようでしたが、私はビールを飲み過ぎてしまったのと疲れもあり、部屋で倒れていました。
ゲーム会から帰ってきてこれまた倒れるように寝てしまった旦那のいびきがひどくて起こされてしまい、一晩中いらいらとしていましたけどね!(いや旦那さんの方が会期中色々お疲れさまでした)

 

ともあれ各自眠気や疲労で朝食に出てくるのが遅かったのですが、ホテルのチェックアウトは12時、結構ゆっくりで助かりました。
エッセンというボードゲームのお祭りですから、それはもう個人個人がゲームをたくさん買ってしまっていましたが、横断幕やハッピ、棚を隠す布類やコード類といったヤポンブランドの備品もかなりの量になるのでそれぞれをトランクに詰めるのも結構な作業になります。
いつもさやかさんの物凄い機転により何でも持ってるこげこげ堂さんがトランク重量用の秤まで持っていらしたので、それを部屋間で回して、荷物に余裕がある人の情報を共有しながら荷造りをしました。

チェックアウトや会期中の売り上げ精算(と各デザイナーへの清算)を済ませる間も、ロビーでは戦利品のゲームで遊ぶデザイナーたち。さすがです。

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ホテルからデュッセルドルフ空港まではタクシーで50€くらい。大人数で分乗すれば、荷物も大量にあるしタクシーが便利でいいですね。

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このキリンのオブジェクト、毎年写真撮っていますが、今年は象の鼻をつけていました。

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今回、急きょ新作(Rolling Japan)を作って手で持ち込んだため私達夫婦でトランク3つという大荷物になってしまいましたが、空港のカートは便利ですね!
これは来年も荷物多くなってしまっても大丈夫(追加料金がかかるからやめましょう)!

空港で6時間くらい待ちが発生したので、荷物をロビーに置いて交代で見張りつつ、行ける人はデュッセルドルフ市内に観光に行ったようです。
私達は空港でぶらぶら組。

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空港内のジェラート屋で甘くて美味しいジェラート(1.6€)を食べたり、お土産に謎の豆菓子や、ハリボーが1kgつまったバケツ(4€くらい!)を買ったり。

空港内の本屋さんもじっくり見て回って、まずは子供向けのパズル本の多さに驚愕して「これは勝てないわ……」とドイツに恐れをなしたり、大きな棚一面を占める鉄道雑誌の多さに大興奮したOKAZUさんがドイツ語の鉄道雑誌を吟味して買い込んだり。

持病の喘息がまだ治まらなくてのど飴を探していた私は、ドイツののど飴をスーパーで数個物色して、その味のなつかしさに絶句したり。幼稚園くらいの時に同い年のドイツ人ハーフの親戚と数年一緒に暮らしていたためにドイツのおもちゃやお菓子に思い出補正があるんですよ……。

 

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帰りの飛行機を待つ間、もう皆疲れてぐったりです。

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飛行機ではエッセン帰りの日本人と多数ご一緒しました。
真空管ドールコレクション(管コレ)で出展されていたJH Labの方々ともお会いして、カナイさんがサインをする場面も!

エッセンに出展する、エッセンに行くというのはそれだけでいい経験ですしこれからに活かせることが多くあります。多くの日本人の方と今年もそれを共有できて嬉しい限りでした。

 


今回は往復、ANAの直行便を利用しました。とにかく速いしご飯がおいしかった!

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久しぶりの白米(粒が長くないやつ)!和食にはお味噌汁がついてきたのも嬉しかった!

成田についてロビーについたとたん、私も大好きな日本に来た外国人に何しにきたのか聞くあの番組の取材クルーが二組いて大興奮!

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北海道から参加されたManifest Destinyのkuroさんはこのあと飛行機で、青森から来られているプロモーターの健部さんは夜行バスで帰られました。本当におつかれさまでした。

 Essen Spielは終了しましたが、実は忙しくなるのはこれから。
パブリッシャーのハートを射ることができたゲームには、これから版権交渉がやってきます。これが複数社から来たらもう大変、条件を見比べつつ、お断りしなくてはならない会社には様々なバランスを見つつお断りのやりとりをしなければなりません。
正直数百個オーダーで売った程度では、わざわざ輸送&渡航&滞在してまで売った元は取れません。こういう交渉後にやっと元が取れるかな、という感じなのでとても重要になってきます。もちろん、エッセンでの体験がプライスレスではあるのですが!

デザイナーの皆さんには一ヶ月後に迫ったゲームマーケット秋の準備もありますしね。

 

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オマケとして、会期中リアルタイムで言ってなかった事柄をいくつか。

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機内食でデザートとしてハーゲンダッツが出てきたの、嬉しかった!カチカチに凍っていてなかなか食べれなかったけれど……。

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乗った飛行機は往復ともボーイング787-8でしたが、トイレも綺麗でした。ウォシュレットがついていたのはびっくり!

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デュッセルドルフ空港、女子トイレの中の自動販売機。
トゲトゲの何かとかセクシー下着まで普通に売ってるのがお国柄の違いなのかしら……。

 

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去年ヤポンブランドで持っていった街コロ、今年KOSMOSから出版されすごい人気!会場内の色々な売り場で見ましたが、すぐ売り切れてしまったようでした。

 

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今回、この写真の一番右、Erikさんというスウェーデンの方にお手伝い頂きました。
ヤポンブランドで翻訳面において超強力な助っ人であるシモン氏の友人です。お友達同士がお金を出し合って、誕生日プレゼントとしてこのErikさんをEssenに送り込んだんだそうです。ホテル代かなにかの代わりに、ヤポンブランドで1日数時間のお手伝いをしていただく約束だったのですが、毎日ずっとブースの試遊卓に居続けてくれました。生来のゲーム好きの彼、すぐにヤポンブランドの全ゲームのルールを理解し、英語とドイツ語でお客さんにインストし続けてくださって、本当に助かりました。

なにか個人としてもお礼をしたかったのですが、最後の日に展示サンプルとして使っていた漁火(ISARIBI)をプレゼントしたら「僕は釣りも趣味だから、漁業がテーマのこのゲームをプレゼントしてもらえてとても嬉しい」とはにかんでいました。
他のメンバーもErikさんのことは大好きで(英語でしか意思疎通できないので、自分の英語能力のなさがもどかしかったけれど)ゲームをプレゼントしたりしていました。

また遊びにきてくれて、そしてまた手伝ってくれると嬉しいな!