2016ナイアガラの滝
ダリルさんのご友人のライアンさんのお家に泊めていただいて、低反発のいいベッドでしっかり眠らせてもらった翌日です。
リビングに出るとみんなが朝食の準備をしていました。大きな大きなスイカを切るライアンさん。
ダリルさんご夫妻と、ライアンさんと、お母様とでいただきました。お母様とは私のたどたどしい英語で日本の地震のことや、フィリピンのご家族のことを話しました。
その後ライアンさんが運転してくださる車で2時間かけてナイアガラの滝へ。
滝近くの駐車場はみないっぱいだったので、かなり離れている駐車場へ。でも駐車料金に滝や周辺の周遊バスのチケット代が含まれていてかなりお得な感じでした。
周遊バスの中の路線表。
かなりスピードを出しては急停車するバスは結構なスリルがありましたが、景色はすでに最高です!
ついに来ましたナイアガラ!
ダリルさんから「カナダ側とアメリカ側とで見るナイアガラがあるけれど、やっぱりカナダ側で見る方が綺麗」と教えてもらって、おっ富士山を山梨と静岡のどちらで見る感じのやつか!?と思いながらも頷いていました。
そもそも、ダリルさんたちから「カナダに来たら見たいものは何ですか?」と聞かれて、「ナイアガラの滝」と答えたら、「日本人はみんなナイアガラの滝を見たいといいます……なぜですか」と不思議がられていました。
そこを、「かつて日本でとても有名なアメリカを横断するクイズ番組があって、ナイアガラの滝も重要な位置を占めていた。それを見て育った私たちは一度行ってみたいと思っていたし多くの日本人もそうだと思う」と独断と偏見で答えて納得してもらっていました。クイズ番組が好きなダリルさんも後で実際に見て楽しんでくださったようで。
旦那も「クイズ撮影したの、きっとあの向かい側の公園だよなあ…」ととても嬉しそうでした。
そしてナイアガラの滝に船で近付くツアーにも参加させてもらいました。
トンネルを抜けて、雨合羽を着て、ボートに乗り込みます。
どんどん近付くボート。
水しぶきが凄い!もう間近になった時は視界が真っ白で何が何だかわかりませんでした。三方向見渡す限り滝という光景は想像を超えていました。
私たちの次の船が滝に向かっている様子。船がすごく小さく見える!
そしてナイアガラオンザレイクの街をぶらぶらしながら、ランチへ向かいます。
その道すがらのアイスクリームやさん(そもそもこの通りはアイスクリームやさんだらけなんだけど)のひとつに、何故かボドゲも売っていました。ジグソーパズルとトランプとクイズとボドゲと、あと辛いハバネロソースやら絵葉書やらが一緒くたに、何の区別もなくならべてありました。
ウインドウには遊宝洞さんの妖精奇譚が!こんな所にも日本人作者のゲームが。光っちゃって写真に撮りづらかったけどなんとか…わかりますか…?
昼ごはんにはカナダ名物プーティンを。
フライドポテトにチーズとグレイビーソースをかけたもの……とは知っていたのですが、それだけではあまり美味しそうに感じませんよね。
でも実際に食べると美味しかった!これはダックプーティンで、ダックの肉も入っているのですが、雑なところがなくてそれぞれの食材が元々いい味なこともあって調和がとれていて実に美味しかったです。
このお店自慢のピザもとてもおいしかった!
食後にはアイスクリームやさんに行ってデザートとしてみんな注文していましたが、私はさすがにお腹いっぱいすぎて遠慮しました。みんなのを一口ずつもらって「甘い!」と絶叫して満足しました。
ダリルさん夫妻は夜にご友人の結婚式があるというのでみんなで急いでトロントへ引き返しました。そんな予定のある日にお付き合いいただいて何てありがたいことか…。そして運転しっぱなしのライアンさんにもどう感謝を伝えていいのかわからない!
ミシサガからナイアガラに向かうとき、QEW(クイーンエリザベスウェイ)に沿ってずっと山のような起伏が見えていましたが、これは山ではなく断層崖escarpmentというものだとダリルさんの奥様リリーさんに教えてもらいました。地殻変動がなんやらで(この辺聞き取れる英語力ではない)とても土地が肥沃で、日本もそうであるように肥沃な土地を誇りにして大事にしているということも。ブドウや桃やチェリーがとてもよく出来るのだそうで、野菜もとても美味しいのだそうです。
帰りの道すがら、農家の路上販売に立ち寄って夕食の買い物をしました。昼食がかなりボリューミーだったので、台所でとうもろこしをグリルして食べればいいんじゃない、と。あと桃やチェリーを買って車の中で食べましょう、と。ワイルド!
カナダドルは80円弱ですからね、桃がひとカゴ7.5ドルって結構安くないですか!しかもこの桃おいしかったですよ……結局車の中で一個いただきました。
手がベチョベチョになった私「ティッシュがない」
ライアンさん「ティッシュあるよ、このタフでストロングなティッシュ(ゴワゴワしたペーパータオルみたいなのを出す)」
私「スーパーティッシュだ」
ライアンさん「これはかつてウェットティッシュだったものだからね、スーパーだよ」
北トロントにある民泊先に着いて、ダリルさん夫妻はお出かけの支度、ライアンさんは夫妻を送っていくためここでお別れです。
私達は貸していただいた部屋でちょっと休憩です。昨日眠れたとは言え時差はきついです。
部屋も結構広い!庭を臨む明るい部屋です。
居間もが好きに使ってよく、ただ他のゲストやホストと顔を合わせて何か雑談することが多い!我ながら凄い頑張ってると思います、雑談を!
キッチンも、ある道具も全部使っていいとか!ただよくよく見ると綺麗じゃない所があるので、料理の前にそこらを拭き掃除してしまいました。そんなことしなくていいんでしょうが、ほら、料理の前ですし……。いろんな人が使いますからね。
夜になっても全然お腹が空かないので、買ってきたとうもろこしを塩茹でにしました。
とうもろこしは皮を一枚残して茹でるとジューシーとかなんとか。
ということで晩御飯はとうもろこしと桃とチェリーで。いや肥沃な土地にふさわしい大変甘くて美味しいとうもろこしでした。地元のものを買って簡単に料理して食べるとか贅沢ですねえ!
初体験のことばかりの1日でした。あとは同じ建物にいる数組のお客さんとうまくタイミングを合わせてシャワーを浴びたら寝てしまおうと思います。
おやすみなさい!