2016トロントからインディアナポリス移動の日
この日は夕方に、借りている家を引き払って空港まで移動し、インディアナポリスまでの飛行機に乗るスケジュールです。
朝ごはんに、昨日スーパーで買ってきたものをたくさん。カナダではよくあるというバターナッツかぼちゃのスープと、パックサラダと、クロワッサンと、スモークビーフ、ヨーグルト。
朝から物凄い量を食べてしまいました!
飛行機は夜遅くなのでそれまでまた観光をしよう、とダリルさんに市中に連れ出してもらいました。
シティホール周辺は本当に新宿の都庁と似た雰囲気ですが、広い!とにかく広い!広場には農産物や花の屋台が出ていました。
日本の原宿のような、ファッションストリートであるクイーン通りを抜けて、チャイナタウンへ。
直径12センチくらいに束ねたアスパラガスが二束で1カナダドルとかちょっとおかしい値段の八百屋さん。柿とか杏とか生のライチとか品揃えも豊富でした。
バブルティーをダリルさんに買ってもらいました。日本ではタピオカティーと呼んでる飲み物ですね。シェイクして中身をプラコップにあけたあと、フタを熱着させてコンビニで売っているもののようにして渡してくれるのが独特でした。太いストローを刺して飲みます。甘さがきつくなく、お茶の香りもしてとても美味しかったです。
チャイナタウンとはいえ色々な国のもので溢れていて、混沌としています。
車全体が植木鉢の何かが道路に。
そしてダリルさん行きつけというスパイスショップにも連れて行ってもらいました。小分けにされたスパイスは夥しい種類で、コーヒーやお茶、ナッツ類、各国食材もありました。お店の中は全てが混沌と濃厚に混じった独特の香りもでした。
カナダに住んでいるダリルさんに連れて来てもらわなかったら怖がりの私はチャイナタウンへは足を踏み入れなかったでしょうね……大変貴重な体験でした。
ボードゲームのお店にも連れて行ってもらいました。
こちらのお店も広い店内に貸し出し自由のボードゲームがたくさん。料金も5ドル時間無制限だそうです。
販売もしていて、カナダ発のゲームをいくつか紹介してもらいました。トロントのアナログゲームデザイナーは月一回この近くに集まって話し合いをしているとのことで、だいたいお友達同士なんだそうです!
ここは入り口で荷物を預けて入らなければなりませんでした。
中は本当に広かった!
Juniasさんの「赤ずきんは眠らない」の英語版もありました、友人の活躍を見るのは嬉しい!
ここで私はおそらく日本国内では入手難であろうWWEのボードゲームを買いました。スターレスラーのフィギュア付きの豪華ゲームですが、製造が始まった途端に一番のスターレスラーが首の故障で引退してしまったためか、継続して拡張を出すと言っていたのに一切音沙汰がないという……。
最後にダリルさんオススメのプーティンの屋台へ!
いろんな種類がありますが、一番スタンダードなものと、スモークビーフがトッピングされたものを選んで、3人でシェアすることに。
フライドポテトにグレイビーソースとチーズをかけたものがプーティンです。食べる前は、というか日本で類似のものを食べたりしたときは雑なものだなあ、と美味しいイメージはなかったのですが、完全にイメージと別物でした。
まずフライドポテト(のイモ)がおいしいのと、チーズの種類も量も違いました。やっぱり地のものがおいしいのはいいことです。
まあカロリーは恐ろしいものがありますが……おなかいっぱい食べました!
さていよいよ移動です。
路線バスで渋滞に巻き込まれながら空港まで到着したものの、乗る予定のトロント-インディアナポリス便は既に遅延の表記が。
待ち時間が長くなってしまいましたが、ゲームデザイナー二人はゲームについての討論をしていてとても楽しそう。私は前回のブログをスマホでチクチク書いていました。
小さい飛行機のせいか、他の便の影響でどんどん出発の時間が遅れていきます。掲示板を見るたびに10分ずつ遅れて行って、結局90分遅れとなりました。元が夜遅い便だったので23時を回ってしまう始末……。しかも同じ便のダリルさんの航空券に、席番号が書いていなくて「搭乗時に聞いて」的な表記があるのみでした。問い合わせしてみるから私たちは先に乗ってて、ということで無事を祈りながら搭乗を済ませました。
インディアナポリスに到着した時には日付が変わっていました。
どうにも飛行機は見るからに満員で、しかも注意して見ていたのにダリルさんが乗ってきたのを確認できなかった、これは悪い予感しかしません。
到着してスマホのローミングを済ませた途端、旦那の携帯にはダリルさんから、私の携帯にはリリーさん(ダリルさんの奥様)からのメッセージが。「エアカナダの手違いで乗れなかったのでトロントに一泊することに、インディアナポリスに到着するのは明日の午後2時」ギエー!
なんということ……。
インディアナポリス空港には、今回ホテルやGen Con全般の手配をしてくださったTasty Minstrel Games(TMG)のマイケル・ミンデス社長が迎えに来てくださっていました。この日はブース設営日で疲れているであろうところに、遅延で待たせまくってしまい申し訳ない……。しかもバゲージクレームには、いつまで経っても旦那の荷物が出てきません。終いには止まってしまい、空港の人が「これでおわり」とか言っています。
ああーこれが噂に聞いていたロストバゲージですか!
オロオロする私達の代わりに、TMG社長が窓口で問い合わせてくださいました。とはいえ夜遅くのこと、何もわからず詳しい問い合わせは明日に、とのこと。
社長が自ら車を運転して、ホテルまで連れて行ってくださいましたが、英語スキルのなさから大した会話が出来ず申し訳なかったです。社長は聞き取りやすいようにゆっくりゆっくり喋ってくれて、彼らは家から22時間かけて車でインディアナポリスまで来たこと、道路がとても広くて驚いたと思うけれど朝にはトラックでいっぱいになること、GenConのオープンは10時だけれど出展者パスを持っている人は7時から入れるので7時から入ることをオススメすること、など子供に言い含めるように優しく話してくれました。
最初、彼らと続き部屋のシェアをすると聞いていたのですが、会場直近のウエスティンに別の部屋を取ってくださっていました……。事前に自分たちでホテルを探していた時に値段に驚いて候補にもならなかったホテルです……。
社長がホテルのフロントに全部事情を話して、バゲージが届いた際の手配もしてくださいました。私の英語では絶対無理だった……ありがたいありがたい。
部屋に入ると、ベッドには素敵なプレゼントが。
TMGドラゴンのトレーナーです!
アメリカサイズでブカブカですがとても暖かい!ロストバゲージして着替えも何もなくなった旦那には二重にありがたいプレゼントでした。
そしてデスクにはGenConの出展者パスが!自分の名前も入っています。一生の宝物です!
お互い眠い目をこすりながら、社長に心からの感謝を伝えてお見送りして、諸々の連絡などを済ませてベッドに入ったのは2時半を回っていました。
本当に濃い1日でしたが、明日からがGen Con本番です!
(やっとこれをまとめたのが帰国の日の眠れないベッドの中なので、GenCon本番のことをまとめるのは帰国してからになりそうです)