500円ゲームズに参加します
ゲームマーケットを覗いていると、年々、同人アナログゲームのコンポーネントの質が高い作品の割合が増えているように感じます。
制作側としても、周囲に合わせようとするとどうしても手作業では(質的に)限界があり、印刷など外部に委託するようになると、その分領布価格が上がってしまうのが現状です。
しかし、コンポーネントの質の高低だけで面白いシステムのゲームが埋もれてしまったり、制作側に印刷のノウハウがないだけで新規参入しにくい状態が生まれてしまうのは、同人としてどこか本末転倒ではないのでしょうか。
……という思いを抱いていた方は他にもいらっしゃったようで、タクヤさんを代表として「500円ゲームズ」という企画が、今年のゲームマーケットに参加される数多くのサークルさんを巻き込んで立ち上がっているようです。名前を聞いてびっくりの大御所も参加されていて大変楽しみなところです!
また作りっぱなしにするだけではなく、各サークルさんが制作にあたって工夫したところなどをアンケートしてまとめたものを500円ゲームズのブースで配布予定とか。これからアナログゲームを自分で作ってみようという方はぜひゲームマーケット当日に訪れてみてください。
いわば日本版チーパスと言ったところでしょう。いやー楽しみ楽しみ…
とゲーム紹介を見ていたら、なにか皆さんとても力が入っていると言うか綺麗というか……。
私も制作に関わっているOkazu Brandも500円ゲームズに参加します!
500円ゲームズとしては「サバンナトリック」と「フレンチグルトン」の2作品、その他通常の製品として「EKIDEN」「源平闘札」の2作品を販売します。
どちらも製作期間が長く、数多くのテストプレイを経てシステムも非常に練りこまれています。
またどちらもイラストが豊富でかわいく綺麗に仕上がっているので、ぜひお手に取っていただければと思います!
ということで今回は500円ゲームズ出展2作品を簡単にご紹介!
フレンチグルトン
人数:4〜5人時間:15分程度
『フレンチ・グルトン』は、食いしん坊たちが集まる饗宴で、よりおいしいフランス料理にありつくことが目的の競りゲームです。
食いしん坊たち(プレイヤー)は、空腹チップとつまみ食いチップを受け取ります。料理カードを良く混ぜて山札とします。
料理の取り分け人は、1枚ずつ最大3枚まで料理カードを引きます。食いしん坊たちは空腹チップによる競りを行い、一番多くの空腹チップを払うと決めた食いしん坊がその料理にありつけます。
食いしん坊たちは、どうしても我慢が出来ない場合、つまみ食いチップを使うことで、料理を1つ奪うことが出来ます。
料理は、前菜・スープ・魚料理・肉料理・デザートに分かれており、さすがの食いしん坊も同じ種類のものを沢山食べることは出来ません。とってしまった場合、食べ残しとして減点となります。
料理を比べて一番おいしい料理に有りつけた食いしん坊の勝利です。