Essen Spiel 2015 帰国まで
無事に帰国し、その夜は眠気に負けて13時間寝てしまいました。
今日は疲れからかため息しか発していなかったのですが、じきに時差ぼけと共に治るはずです。
それにしても今回遊べたのが酔っ払って乱入したルチャドールだけだった、自分のお土産がスーパーで買ったぬいぐるみ(後述)だけっていうのが、どれだけ余裕がなかったのだろうと振り返るたびに残念です。
何人かの人には挨拶もできず、他の人との記念写真で「ブースまで来てくれてたのか!」と知って落ち込んだり。この人にはこれ、って買って行ったお土産も大半を余らせてしまいました。次の機会まで大事に取っておくことにします。
もし来年も行くのならばバランスよく楽しんでいきたい、これが第一です。
Spielが終わった翌日、今年最後のここのホテルの朝食です。
早起きしなくて良いので周りが明るいです!
チェックアウトまで余裕があったので、最後に近くの大きなスーパーまで買い物に。
日本から持って行った備品のガムテープが足りなくなってしまったので、ガムテープぽいものと、ドイツに行くと必ず買う謎の美味しい豆菓子(カナイセイジさんが発見し皆に広めたため、通称「カナイ豆」)を最後に買い足すためです。
ベビー用品のところに、おむつやパウダーに混じってこのぬいぐるみがポツンと置いてあったので自分用に買いました。ベビー用だけあって異様に触り心地がいい。
最後の荷物整理も完了です。
この他にカート(コミケで同人誌とか乗せて会場に引っ張っていくアレ)が入ります。OKAZUさんと日本で待つNekonさんが買った2つのメガシヴィライゼーション(一個10kg、179ユーロの超巨大ゲーム)を空港まで引っ張っていくのに活躍することになりました。
また、ANAを利用したため荷物は23kgまでのものを2つ持ち込むことができるので、もう一つの枠は備品を入れたダンボールを手で持っていくことになりました。
ホテルのロビーにみんなの荷物が集結します。
荷物が多いので帰りはタクシーに分乗して空港まで直行です。
25kmくらいあるのですが、アウトバーンを140kmくらいのベタ踏みで突っ走るので割とすぐに着いてしまいます。ちょっと怖いけれど!
デュッセルドルフ空港はさすがに近代的です!
私たちの飛行機は20時でしたが、超強力助っ人ベルギー人ヘールトさんは16時のバスに乗らなければならないので早く出なければなりません。
最後まで私たちと観光を楽しみたい、と兼ねてから言ってくださっていたので、行ける人から観光に出ました。ヘールトさんにはいち早く行っていただきたいので第一陣と一緒に。そのためここでお別れです。
4日間ずっとずっと試遊卓で英語&ドイツ語でのインストをしてくださり、ずっとゲームしっぱなしの状態にしてしまい心配でした。しかし、つたない英語ではありますがいろいろお話しした時に、とても楽しい4日間だった、また同行したい、と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
私たち夫婦は非コミュといいますか、知らないところコワイコワイ勢なのでエッセン4年めにしてこれまで単独で電車に乗って遠出したこともなく、デュッセルドルフ中心部に行ったこともなかった(去年は空港で震えながら荷物番していた)ので、思い切って電車移動にトライしました!
切符の買い方も、ホームで打刻するのも、ネットで調べながら恐々……。
でもなんとかいけるものですね!
デュッセルドルフ中央駅の本屋さんへ。
この大きい棚の、向こう側半分が鉄道、手前側半分が鉄道模型の雑誌というものすごい環境!
鉄道模型の風景ミニチュアだけで厚さ2cmを超えるカタログと、アイゼンバーンジャーナル(鉄道ジャーナルだ!)をホクホクと買いました。
あと、こういう風にふつうにコスモスのボドゲとクイズゲームが売ってましたねー。
教えてもらったゲームショップというのに向かう途中、えっ、こういうの普通にウインドウに並んでるの?ってびっくりしたり。
すごいなあ、って思って周りを見渡すと、モーテルとか下着屋ばかりで割と危ないゾーンを歩いていたのかもしれません……。
強引な物乞いにも遭遇して怖かった……。
そんな中やっとたどり着いたゲームショップ。
日本やアメリカから輸入したものが大半で、奥にはプレイスペースもあって、日本のイエローサブマリンっぽい雰囲気でした。
逆にドイツゲームはあまりなくて、まさにホビーショップって感じでした。
じゃあ百貨店はどうなんだろう、とデパートらしきところまで歩いてみました。
最初に入ったデパートがずいぶん高級そうなところだったので入るのに勇気がいりましたが、「たぶんここは三越みたいなところだ」と自分に言い聞かせて重いドアを開けました。
しかしやっぱり三越みたいなところだったようで、上から下まで高級衣料品。地下は地下鉄に直結してとても広くなっていて、食料品が並んでいました。
地下には色々なレストランもあって、日本食もありました。そこのお惣菜コーナー。
萌やし……。
大豆の芽が「萌えて」いるので全く間違いじゃないのだろうけれど、なんだかひっかかる ……。
みすず学苑イズムを強く感じるハンバーガー屋さんのポスター。
亀の下にマッチョがいるのに気づくと奇妙さがまた格段と。
ガレリアという結構いろんなところにあるファミリー向けのデパートチェーンみたいなところに入ると、最上階がおもちゃ売り場でした。
ジグゾーパズルと並んで、ボードゲームの広いコーナーがあります。
棚まるまる一個がHABA!
そうそう、こういう光景を期待してたわけですよ。
OKAZUさんはスマホ連動型のボードゲーム(何種類もシリーズ化されてた)を試しに買っていました。そういう流れがくる、って言っているデザイナーさんが多くいるので現状の把握ですかね……。
デパートの多い通りはとても賑やかで銀座みたいな雰囲気でしたが、川べりはこんなに綺麗でした。
帰りはデュッセルドルフの日本人街を通りました。
日本食材店とのことですが、なんだか入り口からして雰囲気がオリエンタルです。
日本食材というより韓国食材の方が多かったかな?
お店の奥の方には魚屋さんもあって、日本人の方がさばいて売っているようでした。うなぎの蒲焼なんかもありましたよ。
大変興味深かったのは不動産屋さん。
長期滞在用から短期滞在用まで日本語の案内がたくさん出ていて、あれ何かあったらすぐデュッセルドルフ住めるの……?って感じでした。
駅前のコーヒー屋さんで遅い昼食。
今回ドイツに来てプレッツェル食べてないなあ、と思って店頭にプレッツェルが下げてあるお店に入ったのですが、それは飾りで売っていなかった……!
また電車で空港まで戻って、荷物を預けてチェックインです。
手荷物検査のあと窓から見た飛行場が夕焼けで綺麗でした。
OKAZUさんとNekonさんのメガシヴィライゼーション2つを束ねて一つにしたダンボールが23kgの重量ぎりぎりだったとのざくにさんから連絡が。
ギリギリすぎ……。
一個10kgという売り子さんの言葉はなんだったのか。
無事に通れてよかった。
11時間のフライトの後、みんな無事に帰国しました。
その日の夜は炊きたてご飯をおひつで食べさせてくれる定食屋さんに行って、鮭ハラミの塩焼きをおかずに思う存分白米を食べまくりました!
ダイエットは明日から!
翌日、OKAZUさんが空港で買っていたトランプのセットを開けて見せてくれました。
ドッペルコップというトリックテイキングのためのカードセットで、普通のトランプの内容と違います。絵札と9と10が2セット分、だったかな?
まだ時差ぼけがあるのか、深夜に起きてしまってそのままこれを書いていたり。
毎年帰ってからの方が治りが悪いので、早く普通のリズムに戻していきたいです。
今年のエッセンの記録はここまで。
今年持って行った2つのゲームに良縁があって羽ばたいてくれるといいなあと思います。
会期中追って読んで頂いたり応援してくださった皆様ありがとうございました。