Essen Spiel2014、4日目(10/19)
いよいよエッセン最終日です!
とはいえ、もうほとんど売るべき在庫もなくなっていて、帳簿係でヒーヒー行ってたメンバーにもだいぶ余裕が出てきたので、朝はゆっくりと各々が会場に向かいました。
私とOKAZUさんはこの日歩いて会場へ。
経路としてEssen West / Gruga駅のホームを突っ切るコースが気に入っています。
このホームにある自動販売機でちょっとしたお菓子やジュースを買って会場に持ち込んだりしているのですが、
さすが会期最終日、ジュースが全部売り切れています……!
でもジュースやお菓子と一緒に、普通にコンドーム売ってるのはお国柄の違いですかねえ……。
写真なんか撮って、オレオとかポチポチ買っていたら、Essen Spiel目当てのお客さんを満載した電車が到着して一気に超満員に!!
みんな大きいカートを転がしているし、ホームに溢れるくらいの人がみんなメッセに移動しているし、そのまま人ごみに流されて会場まで行ってしまいました。
会場前もすごい人、人、人!
出展者入口から入って、ブースまでたどり着いたところで、私たちのもの含めホテルへの忘れ物があることに気づいてしまいました。
OKAZUさんは金庫管理責任者で、ブースについたところでそのままオープンのための会計処理があったので、レジでぼんやりしてるしか仕事の無い私が自然と荷物を取りにいくことにしました。
いつも夫婦で歩いているから、実は海外で一人で外を出歩くのはこれが初めて!
再入場証のリストバンドをつけてもらって会場の外に出ます。
ドイツの田舎道を着物で一人で歩く実績解除!
そこで、メビウスさんご一行と遭遇!
メビウスママさんもお着物姿でお綺麗!と思ったら、カルカソンヌ柄のお着物!!!
この時カルカソンヌ選手権日本代表の望月さんもご一緒でしたが、この日の大会でなんと優勝されてしまうのでした!!
おめでとうございます!!!
ホテルへ帰って、荷物を取って、お部屋掃除の黒人のおばちゃんと2、3言やり取りして(ほとんど英語できないけど、チップのお礼を言ってくださったようでした。私も毎日お部屋綺麗にしてくれてありがとうと伝えたつもり…)。
帰りも車道から好奇の視線を浴びせられながら、ドイツの田舎道を着物でとぼとぼと歩いて会場に向かいました。
そりゃあインターチェンジ近くの車がガンガン飛ばしているところの側道を着物コスプレが歩いていたら「!?」って見ますよね……。
ああでも、こちらはコスプレで家から会場まで来る人が多くて、会場近くの普通の歩道で全身毛むくじゃらの獣人とすれ違って「!?」ってガン見してしまうこともあったので、たぶん同じ程度の感覚で見られているのだと思います。
会場に戻っても、今日は比較的のんびりムード。
レジ近くに、交渉ごとに使用するほかは二人用ゲームなどの試遊に使っている小さなテーブルがあります。そこを指差して、「試遊したいんだけどこのテーブル使っていいかい?」と聞かれました。
「どのゲーム?うちのゲームなら試遊していいけど、ゲームによっては私はインストできない」と答えたら、そのおじさんは「(コンセプションさんの)オニタマをやりたい。心配しなくていい、俺はルールを知っている。友人にぜひやらせたいんだ。ルールはとてもシンプルだから、俺が説明してやるからお前も今聞いて覚えろ」と。
なぜかお客さんに英語でインストを受けることに……w
いや、オニタマはシンプルで洗練されていて本当にすぐルールが理解できるし、いいゲームだと思いましたよ!佐藤さんすごい!
赤いシャツのおじさんが「オニタママスター」おじさん。
そして古関さんがカルカソンヌグッズを買い込んでホクホク顔で帰ってきました。
カルカソンヌクッキー。これ、食べるのもったいないですね……。
あとはカルカソンヌのマグネット盤とか、色々買い込んでいらっしゃいました。
余裕もかなりあるので、私も会場をぶらぶら。
最終日なのでもう、ディスカウント合戦です!
閉場の時間が近づくごとにどんどん値段が下がっていきます!
ずっと気になっていた妙に目が渋いシマウマギャング……
ハイデルベルガー出版のマスコット、ハイデルベアーのぬいぐるみがいたのでうわーかわいいー!と近寄って見ると、
なんかちょっと目が怖いww
でも近寄ると抱えたバケツからハリボー(ドイツのグミキャンディ)をくれました!
アントニオ・ボザ作のサムライスピリットというボードゲーム(サムライスピリッツとは関係ない!)のブースに、着物っぽい格好のお姉さんがいたので、一緒に写真を撮ってもらいました。和洋対決や!
こういう雰囲気着物もかわいいですよねえ。お姉さんもかわいかった!
(この写真を撮っている後ろで、AEG社長のジョンが通りがかって「なにやってんだ」みたいなリアクションをして笑わせにかかってきてたので私、変な顔してます)
あとはお土産にドラゴンと、たぶんドラゴンのえさのネズミのぬいぐるみを買ったり。
ぐにゃぐにゃ加減がかわいい……。
一通り買い物を済ませたところで、昨日おとといと出てコーヒーを飲んでいたベランダ、その先に下りる階段があったのでちょっと先まで進んでみました。
メッセの裏手に小さい湖がありました!
その奥は広い広い公園になっているようだし、本当にいい景色でこの辺で普通にピクニックが出来る人たちがうらやましいです。
在庫が残っているゲームに関しても、某大手ショップが「ヤポンブランドの残っているもの、まとめて全部買うから。二時に取りにくるからよろしく」といきなり超好条件を提示してくれたので、いきなり2時で店じまいです。
私は2時過ぎても来るお客さんに謝ったり雑談したりしてるだけでしたが、会計処理、在庫管理などで頭をつきあわせているメンバーには、感謝してもしきれません……。
助け合いというかね、自分のゲームを売りたいだけじゃなくて互助してるっていう意識を忘れたくないですね。自分のことばっかりじゃ相対的に損しますからね。
そりゃ自分のゲームを売りたいですけど、皆のゲームも無事に旅立たせたいです。
ブースで金庫を見張りながら、周りを見渡していると、まだまだイベント自体は続いています。
ディスカウントの始まったゲームを普通に物色している獣人のみなさん。
Furryとドイツ少年の組み合わせとか神
ロシアのパブリッシャーかなにかで応対したお姉さんが、日本のブランドというゴスっぽいかわいい格好をしていたので一緒に写真を撮ってもらいました。
私が155cmなのでこのお姉さんの身長がどのくらいか……。
いやー巨女かわいいです、本当にかわいいです。
結構レジ閉めてからまったりのんびりしていましたが、ゴミ捨てで難航したり、大量に余ってしまった緩衝剤や段ボールのゴミを台湾のスワンパナシアさんに引き取ってもらうために会場を縦断したり、みんな頑張りました!!!
今年のエッセン、終わり!
例年よりも間断なく忙しく、バタバタした印象の1+4日間でした!
詳しい振り返りは日本に帰ってきてからとして、まずはおつかれさまでした!
ホテルに帰って帯を解いたときの開放感!
この着物も4日間よくがんばりました!
本多劇場の下で買った数千円の古着でしたが、なかなかお気に入りです。
外に食べにいこう、という話もあったのですが、結構疲労も蓄積していて、激しい雨も降り始めたので、ホテルで乾杯することになりました。
三日連続ハンバーガー!おいしいからよし!
ドイツビールで乾杯!でも二杯飲んだらすっかりへべれけになってしまい、部屋でダウンしてしまいました。
元気な人はこのあとプレイルームでゲーム会をしていたみたいです!
さあ、あとはなんとか買い込んだゲームをトランクにテトリスして、帰国するだけ!
Essen Spiel2014、3日目(10/18)
Essen Spielの4日間の開催のうち、前2日間はビジネスデー、後2日はファミリーデーということになっています。
例年は三日目になるとガクンと暇になって、試遊をしてもらっても購入につながらないお客さんが多かったりして(本当に遊びに来ているだけだったりする)のんびりムードになることが多いので、今日こそ会場を回るぞ!
昨日はよく眠れたのですが、ドイツに来た環境の変化のせいか数日の間、咳で夜起きてしまうことが多かったので咳止めが欲しくなって、ついでに会場で買うととても高くつく昼食のために何か地元で安い食べ物を買おうと、少し歩いてスーパーまで寄ってから会場入りすることにしました。
静かな住宅街を少し歩いたところに、商店街のようなところが。
ここのNettoディスカウントというスーパーを教えて頂いていたので行ってみました。
日本のスーパーと一緒!でも肉や乳製品がとにかく安かった!あと芋が日本の米袋のような大きな袋にひとまとめになって売ってました!
……悟り?……不死鳥??
ここで昼食のパンやら、ドイツのデジタルゲーム雑誌やら、そしてネットで検索して見当をつけていた咳止めシロップを購入して会場へ向かいました。
商店街はパン屋と花屋が妙に何件もあった印象です。花屋さんの店先、すごく綺麗でした。
今日の会場は、昨日よりすごい人出でした。
今までのファミリーデーよりなにか勢いもあったし、少しマニア向けっぽいゲームも昨日ほどでないにしても断続的に売れて行きます。
ただ、昨日より英語が通じる人の割合が減っていて、レジに座って応対をしていても話が通じないことが増えてきて、意思疎通をしようと頑張っているうちにどんどん時間が経って、と結局忙しさは変わりませんでした。
そんな中で、私の個人的な知り合いのユリアさんカップルが遊びにきてくれました。
(疲れで私の顔が死んでいるのは気にしないで)
このお二人は、二年前に日本に旅行に来た際、オカズブランド版のひも電がどうしても欲しいから、近くまで行くから会えないか、ついでにサインももらえないか、とBoard Game Geekを通じて連絡を取ってきてくださったんです。
地元駅まで来てもらって、「来て頂いたはいいがドイツ人と意思疎通ができるのだろうか」と心配する私たちを他所に、彼女は超流暢な日本語で完全に意思疎通が出来たため、色々お話しして交流を深め、ひも電と当時新作だったひもサバンナをお譲りしたんです。それ以来去年、今年、とエッセンでお会いしています。できれば来年のゲームマーケットに合わせてまた来日したいとのことでした!
そのユリアさんが「もうTRAINSのエキスパンション(RAISING SUN)がどこに行っても売り切れだよー」と嘆いていたのですが、えっ、えっ、AEGあんなにたくさん山積みしてたのに?
そのTRAINS基本版をAEGかどこかで買ってきてくれたお客さんに、ブースでサインするOKAZUさん。
そしてその後、Podcastかなにかの取材を受けるOKAZUさん。
心強いパートナーのシモンがどんどん訳してくれます。OKAZUさんが2~3くらいしゃべるとシモンが10くらいにして翻訳してしゃべってくれています。
ここまでで13時くらい、さすがにヘトヘトになってきたので、昨日のベランダに出て昼ご飯です。
スーパーで買ってきたパイプおじさんパン(1€くらい)。
これを……
こうじゃ!
半分ずつOKAZUさんと分けて食べました。
パイプはなんかカルシウムを焼成したような感じで、舐めても噛んでも味はしないし、土に埋めるとすぐ還りそうな感じのおもちゃでした。
スーパーで買ったドイツのデジタルゲーム雑誌。
スマブラだー!
今日いちばん気が重かったのは、予約したけれど取りにこなかった人のぶんをくじ引きで放出してしまおうというイベントでした。
もう大人気だったヴィラネックス、三千世界の鴉などはくじ引きに集まった人から放出されている殺気が凄かったです。
くじ引きは、カナイさんの私物のドイツ語版ロストレガシーのカードをひいて、ロストレガシーを引いた人が購入券を得る、というものでした。
しかし当選者の誰かがロストレガシーカードを持って帰ってしまい、カナイさんが自腹で買ったロストレガシーが一個ダメになってしまいました!
しかしダメ元でカナイさんがペガサスシュピーレに「5番のカードがダメージドになってしまったのだけれど、シングルカードで買えないか」と聞きに行ったところ、「じゃあ新しいのを一箱あげよう、これはプロモーション用のコピーだから気にしなくていいんだよ」とその東洋人の青年が作者であるとは知らずに神対応してくれたそうです……。
くじ引きはもう大混乱で、全員が疲弊するわ周りのブースにも迷惑をかけるわで、来年からはもう予約分放出はしなくてもいいかも、なんて話になっていました。
そしてそのすぐ後に、カナイさんとこげこげ堂ISAさんはブルーオレンジへサイン会のためにお出かけです。カナイさんはブレイブラッツ(日本の「R」)、ISAさんは「すしドラ!」の出版記念のサイン会です。
この辺の時間はイベントラッシュ、BGGブースではヤポンブランドのゲームの紹介の生中継です。
シモンと健部さんが凄い勢いで二十数個のゲームを英語で解説していきます。
BGGに紹介用などでゲームを供出しているのですが、この放送の傍らで他のスタッフが新品のゲームを開封していて、いくつか開封後の作業が面倒くさいのを知っていた私たちは、思わずブースの外から身振り手振りで「手伝います」と働きかけてブースの中に入れてもらって、型抜きやら小さな魔女の使い魔と魔女をヒモでつなぐ作業などを急いで手伝いました。
もう三年目なのもあって、スタッフの人がOKAZUさんの顔を覚えていて、ローリングジャパンと漁火の箱にサインを求められました!
このあと、Junias佐藤さんもワリトリペンギンにサインをしたり。
椅子とテーブルを勧めて頂いて、BGGブースの中でBGG中継を見守るという貴重な体験をしてしまいました。
BGGの皆さん、いつもありがとうございます!
その後はブースの中でまったり、レジテーブルの内側から外を眺めて、英語対応をしたり(質問内容ももう10パターンもないので、もう三年目になると英語全然わかってなくても答えのパターンから自動的にひねり出せてきてる感じ)、写真を撮ったり。
ブースによっていくつか質問してきてくれたかわいい二人組。
写真撮らせてください、って言ったら真っ赤になってしまってかわいかった……。
超、超絶かっこいいFurry!もう抱きつきたいくらいかっこいい!
向かいのブースの前でいきなりおもちゃほっぽりだして上着を脱いでほっぽりだしちゃった少年。天使、もう完全に天使!
この向かいのブース、初日いなかったから空きブースかな、なんて思ってたら二日目からフェルト塗り絵のお店が出展していました。
絵の黒い部分がフェルトで盛り上がっていて、白い部分には色鉛筆でもサインペンでも色が塗れるというおもちゃです。
暇なときにはお店の人がどんどん展示品に色を塗っていくので、日に日に華やかになっていきます。
向かいで見ていて、どうしても欲しい絵が一枚あったので、今日の帰りに買ってしまいました!
なんかこういう……ヨーロッパの子供向け独特のやぼったい動物の絵のかわいさ、たまらないくらい好きなんです。気球に乗っている動物たちの顔がものすごい幸せそうじゃないですか、こんな幸せそうな動物の絵を描きたい!本当に!
ペンセットがついて10ユーロでした。日本に帰ったら塗って部屋に飾るんだ!
OKAZUさんもゲームを買いになんどかブースを離れていました。
これはドイツ語版セイルトゥインディア(数日前サンプルもらったけど、これはお土産用らしい)と、ドイツ語版パレード!これも日本人作家のすばらしいゲームです。
私はオリジナルのアリスバージョンが凄く好きなので、数字だけになったこのパレードはなんだか違和感があります。でもドイツではそういうのの方がうけるのかしらん。
夜はホテルのゲームスペースで、同じ宿のAEG(TRAINSやラブレターを出してくれたアメリカのパブリッシャー)の人たちとまたゲーム会、というのであわてて帰ったのですが、いつまでたっても現れる気配はありません。
おなかがすいたので、何か食べようにも、ゲームスペースの入り口には「ホテルで買った飲食物しかこの中に持ち込んではいけません」という張り紙がありました。
それじゃあホテルで頼めば持ち込んでいいのかな、とホテルのレストランに聞くと、ゲームスペースまで持っていくことはできないが、20分待って取りにきてくれるならよい、とのことで、ハンバーガーとノンアルコールビールを注文して20分後。
昨日も今日もハンバーガーだけど、ホテルのハンバーガーおいしくて好きなので喜んで食べました。
プレイスペースで他の人のゲームを見ながら食べるハンバーガーは格別!
となりのテーブルではISAさんがESSEN帽子をかぶって、アメリカ版ロストレガシーの絵が描かれた今年のAEG袋(去年はこれがTRAINSでしたね!)を傍らに購入物の説明書を持っていて、いかにもESSENを満喫している図だったので、ポーズをとってもらって撮らせて頂きましたw
OKAZUさんの現時点での最新作、秋のゲームマーケットで頒布予定のポストカードゲーム「セイルトゥジパング」を楽しんでくださっていて、見てても嬉しかったです!
桜遊庵さんが今年の超注目作、靴下に砂を入れて人の側頭部を殴るゲーム靴下にお手玉を入れて的に投げ入れる子供向けのゲームを購入して持ってきてくれたので、振り回して遊んでいたらプレイルーム中大爆笑!
「写真撮るからもうちょっと回してくれ」「こっちも!」みたいなリクエストが飛んできましたw
私はハンバーガーも食べたし、写真もたくさん撮ったし、なんだか全然パブリッシャーの人たちも遅刻してるし、と先に部屋に戻ってごろごろすることにしました。
今日買った咳止めシロップ、用法がよくわからないのですが、とりあえず飲んでみることにしました。
Husten、が咳とかそんな意味らしい!
これで咳が止まる!夜も眠れる!そう思えばどんな味のシロップだって飲める!
いけるいけ…ることなかった……
おいしくない……なんで……昆布の味がするの………?
すごい……コクがあります………
Essen Spiel2014、2日目(10/17)
今日はビジネスデーの2日目です。
気合いの入ったお客さんは前日に殺到するはずだし、一般の人が来るのは明日のはずだし、この日はかなり落ち着いて過ごせる日になるはずです。
……と思いきや、割とコンスタントにOWACONなどが売れて行くし、予約していたお客さんもぽつぽつくるし、メンバーの皆さんは試遊回しで忙しいのでレジに座っていると、目が合った人には挨拶してカタログを渡したりしているので携帯をいじっているわけにもいかず、なんだか昨日より長時間間断なしに仕事モードな感じでした。
楽しいのでついつい休みそびれちゃうんですけれどね……
手慰みに家から持って来た折り紙で今年も折り鶴を折って日本の文化の一端を垣間みてもらおうとしたり。
……普通の鶴たくさん折りましたよ!
13時をこえてさすがにおなかがすいたので、会場を一周しつつ食べ物を探しに。
ドイツゲーム大賞子供向け部門の、中国が舞台のドラゴンのゲーム(だったはず)は、不思議なコスプレをしたお兄さんたちが子供と遊んでいて楽しそう。
アニメグッズショップではポケモンと、あとポニーがいっぱい!
角が生えてるお姉さんとエルフのお姉さんがお給仕してくれる、ショットで不思議な飲みものを出しているカウンターバー。
ミープルのついた食器を売っているブース。色合いが日本にあまりない感じでかわいい!
何かと話題のマジックザギャザリングボードゲーム、エッセンに製品版は間に合わず、β版の試遊が2卓たって、その試遊のためには整理券が必要とのこと。
playmobilのブースでは等身大の人形。すごい威圧感……。
ガレリアでは今年も巨大トランポリンで子供がはねまくっています。15分5ユーロ。
このガレリアで、ケバブやらホットドッグやらアイスやらの屋台が出ているんですが、今日はドーナツの屋台で買い食いしてみることにしました。
自動ドーナツ揚げマシン、ドーナツロボットマークⅡ(本当にそう書いてある)!
両面を返しながら揚げて、最後油を切って下のお皿に落とす優れもの!
ドーナツは砂糖だけかけたプレーンで、7個3ユーロ。揚げたてで持てないくらい熱かった!
コーヒースタンドでコーヒーも。一杯2ユーロ。
足も疲れてパンパンになっていたので、座れるところを探しているうちに、会場のベランダのようなところに出れました。会場からはいったん退場する扱いになって、再入場のための紙を腕に巻いてもらってから出ます。
広々としていて風が気持ちよくて、ヘリのところに寝ている人もいたり、いい空間でした。
ここで花壇のふちに腰を下ろして、会場でもらったシュピールボックスという雑誌についてきたクジを開けてみます。
銀色のところをコインでこするやつ!
このなかから一個好きなゲームもらえる権が当たった!!
このあと会場に戻ってXXLをもらってしまいました!
今日の大きなイベントは、Junias佐藤さんのサイン会!!!
最初は担当者遅刻とかバタバタで不安そうなじゅんさんでしたが、そのあと無事に人が来続け、一時間の予定だったサイン会が3時間に延長されたりしました!
Eat Me If You Canのイラストのかたにオオカミさんの絵を描いてもらうじゅんさん。
このあとブルーノ・フェドゥッティに「君のゲームいいよね、遊んだよ」とその場で買ってもらい、そこにサインを求められるという大事件が!!
じゅんさん、それをブースに戻って報告してくれたとき、目がウルウルしてました。
よかったねえ!おめでとうございますねえ!
そのあと、別のブースで出展されている日本人であるProduct Artsの坂上さんがブースにいらっしゃいました。
彼のブログは開設当初から拝読していますが、ついにエッセンでお会いすることができましたね。まさに邂逅といった気持ちでした。
あとは、北尾まどか女流二段がねこまどブースで作っては在庫に足される「ジュウシマツ」というゲームが欲しくて昨日から2時間おきくらいに、くしゃくしゃの紙を持って「このゲームがほしいんじゃ!」と来るおじいちゃんがいたのですが、どうにもタイミングが合わなくてお売りできないままでした。
今日やっとまとまった数が来て、今日こそおじいちゃんの手に渡るといいなあ、と思っていたのですが、おじいちゃんが来る前に減って行く在庫……。
その話をカナイさんにすると、
「分かった、私が個人的に一個買います。それをキープしていてもらって、おじいちゃんが来たらそれを売ってください!」と男前な発言!
おじいちゃんは夕方くらいに来てくれて(私が11時に来てください、と言ったのを発音が悪すぎてイレブンをイブニングと勘違いしてしまった……)、やはりジュウシマツの在庫自体はなくなってしまっていたのですが、カナイさんの私物のジュウシマツをお渡しすることができました。
ブース内が歓喜に包まれました!おじいちゃんに楽しんで頂けますように!
そしてカナイさんにお金をお返しすると、「これで種銭が出来た、買い物に行けるぜー」と悪く微笑んでいました。
この日、皆さんは地元のレストランに行ったのですが、金庫の管理やらで私たちはホテルに先に戻らせてもらって、疲れもあってホテルのレストランで一番安いハンバーガーと、あと今年ドイツに来てから初めてアルコールフリーではないビールを飲みました。
やっとなんだか気持ちも一息つけました。
ベッドに倒れ込んで、途切れること無く朝まで熟睡して、すっかり気分爽快です。
あと二日、がんばるぞい!
Essen Spiel2014、1日目(10/16)
おそらく一番忙しいのはこの日ではないでしょうか。
Essen Spiel開幕初日、ビジネスデーの一日目です。
出展者用の入場チケットがないとオープンの10時までには入れないんですが、2ブースとったにも関わらず私たち全員分は出展者用のチケットはもらえず、残りは10時からしか入れないチケットだったのだそうです。
私は先行組にさせて頂いたので、6時には起きて8時にホテルを出て会場入りです。
準備だけの昨日まではチケットを見せなくてもわりとスカスカ入れたのですが、さすがに今日はチェックが厳しいです。
所属と名前を書き込んだチケットを一人一枚もってるか確認されて、今日の日付の欄にパンチ穴が空けられます。
ブースまで歩いている間、ielloブースにEat me, if you can (赤ずきんは眠らない英語版)の製品完成版があるのを見つけて喜ぶJunias佐藤さん。
さて、去年のエッセン出展で一番の大事件だったのは、「朝ブースに行ったらもうブース前に大量の人だかりができていて、『ああこれは終わった』と全員パニック」でした。ヤポンブランドのゲームは個性的で、将来どこかのパブリッシャーに拾われるかもしれないけれどここを逃したら一生手に入らないかもしれないものなので、先を争ってでも買ってくれる人がいるんです。
それも最初はあまり注目されてなかったところから良質のゲームを送り続けて地盤を固めてくれたヤプンブランドの先輩たちと日本で支えてくださっている皆さん、そしてプロモーターの健部さんのおかげですね……。
朝来たらブース開いてないのに人だかり、という大惨事が起きていないかヒヤヒヤしながら向かいましたが……。
まだ大丈夫でしたー!
朝イチに来てよかった!今年は余裕をもって準備できるぞー!
とはいえ釣り銭を作るのを誰もがすっかり忘れていたので、メンバーから小銭をかき集めて金庫に分けたり、木のコマが足りないゲームは同じホールのシュピールマテリアルに取りに行って箱詰めする作業があったり、レジ二台体制でいけるように配置を変えたり、結構ばたばたと準備をしていました。
そうこうしているうちに、いつFaceBookで友達になったのか分からないけど毎年挨拶してるアメリカのボドゲショップのKevinがやってきて、「僕は自分のブースがあるから列べないんだけど彼女が列ぶよ」と連れの女性がブースの前で待ち始めました。
レジ作業しながら話していると、彼女はエンパイアビルダー(クレヨンで線路を敷く鉄道ゲーム)の作者の娘さんとのことで「私はゲームは好きだけど電車のテーマのはそんなでもないのよ。死ぬほどプレイさせられたけどね!」と……。ひょっとしてそれで電車テーマ嫌いになってしまいましたか……。
この最初のウェイティングが出たのが8:40。
そこからあれよあれよと人が増え始めて、
前のブースがどうやらダブルブッキングなどに対応するための予備ブースらしいので、お借りして列形成をしつつ。
人が溢れ始めてきました……。
列形成係のメンバーたちが頑張って誘導して、試遊卓などもいったん全部片付けたミニマルブランドブースにも列を分割して待機してもらうなどしました。
私はレジにいましたが、今回は品数が多くてとにかく計算が大変!
OKAZUさんカナイさんに任せてしまってあまりうまく動けなかったです。
問い合わせなどがあって長くなるお客さんに横にずれてもらって対応することが多かった感じでした。
一息入れる間もなく動き続けて、待機列がはけるまでに2時間くらいかかりました。
みんな大混乱してもうぐちゃぐちゃでしたが、後から思うとできる限りの範囲でうまく乗り切れたほうではないでしょうか!オペレーションは全員でかなりよく頑張りましたが、いかんせん去年より押し寄せた人数が段違いでした。
お客さんも紳士な人ばかりで、多少のトラブルがあっても譲り合ってくださって本当に助かりました。
それでも断続的に予約分を取りにきたお客さんが来てレジにはだいたい人がいる状態だったのですが、コンセプション佐藤さん&Junias佐藤さんがきっちり対応してくださっていたのでお任せできました。そこでやっと完全に棒になっている足をほぐすためにも少しだけ会場内を歩き回れました。
AEGブースではTRAINS2ことTrains: Rising Sun、そして私たちは関係がないけれど似た名前のシリーズ作品PLANESがゴリゴリ試遊されていました。
お向かいのペガサスシュピーレでは、ドイツ語版のセイルトゥインディアも販売されてました。(この写真の、CAMEL UPのちょっと上!)
あと、エッセン出展の大先輩、冒険企画局さんのブースも見に行きました。
シェフィの試遊卓かわいい!!!!!!
NEXTはどうなんだろうなあ、とか思いながらやっぱりD&Dのフィギュアにときめいたり!
止まったところの命令を聞く(酒を飲むとか脱ぐとか)ひどいwルーレットを回してみたり(回すだけ!)。
噂の、靴下に小石をつめて人を殴る重りを入れて的に投げ入れるゲームを見たり。
今年ももちろん、大量のハリボーの量り売り屋台もありました。
大人も子供もずいぶんと楽しそうに袋にグミを詰め込んでいます。
会場をぶらぶらしていると、長谷川登鯉さんのSPIELEステッカーを貼ったトランクがあったのでびっくりして持ち主にお声をかけると日本から来た方でした!
ご夫婦&お子様でエッセンに来られていた彼葉さんご一家でした!
お名前はかねがね伺っていましたがゆっくりお話しするのは初めてで、OKAZUさん共々ご挨拶させて頂きました。
のんびりしてブースに帰ると、あまり混雑はおさまっていませんでした……。
朝買ってプレイしてみて、評判が評判を呼んだものを買いに来たお客さんが何回かの波に分けておしよせたようです。
ここで、投票スペースがあってリアルタイムにエッセンシュピールでの注目作のランキングが画面に映し出されるんですが、ヤポンブランドの作品が軒並みランクインしていた瞬間があったとか。
なんということでしょう……。
そんなこんなで、どんどん売り切れの作品が出てきます。
今日はまだ一日目なのに。一般のお客さんが入れるの三日目なのに。
お客さんにも「なんでもっと持ってこないの」って言われるのですが、それぞれが個人レベルで作っている同人ゲームだし、船便で輸送とはいえ限界もあるし、ものによってはトランクにつめてゴロゴロ手で押して持って来ているので必然持ってくる数は限られます。
私たちは、ですが、今のところはこうして話題になってもらって、パブリッシャーに拾ってもらうことがやはり一番の目的ではあります。
OKAZUさんの作品もいい手応えがあるので、三つ持って行ったうちの一つくらいはどこかから出版されるといいなあ!
さて、ここまで売り切れてくるとさすがにブースにも余裕が出てきます。
となりのブースでは試遊卓がひっきりなしに回っていますが、レジ裏でも少し好きなことをしたり、あと買い物に出たりして過ごしていました。
製品版Eat me, If you canを開けてみるじゅんさん。
サイン責めにあうカナイさん。
ん、なんだこのラブレターは……?
私はここまで飲まず食わずだったので、ふらふらと近くのスナックポイントに行ってケバブを立ち食いしました。
飲み物と一緒でこれで6ユーロ近くでしたから、やっぱり展示会場内での飲食は高くつきます。でもひと心地つけた……。
あとはひたすら、ブースにいてお客さんやらそうじゃない人の応対をして、欲しいゲームが買えなかった人にはひたすら話を聞いて日本のゲーム事情を話したりして納得してもらったり、ブースに来てくれたボードゲームデザイナーの人の作品を見せてもらったり、ひたすら雑談でした。他の皆さんは試遊卓回したりカタログ配ったりしているなかで、とにかく雑談……もうしわけない……。
そうそう、そんな中でとにかく気をつけたのが、笑顔のキープでした。
ブースに立ってカタログを配っていても、とにかく東洋人のむすっとした顔は目について、なんだか怒っているように見えることが多いんです。多分私たちにとっては普通の顔なんですが、明るい髪の色の人たちに混ざるとなんだか目立ってしまっていて。話すとみんなニッコリするんですけどね。
傍目から見ると結構怖く見えて話しかけ辛いのかなあ、と、ひたすら笑顔と、あと挨拶だけでもこちらから話しかけてスタッフとして手助けする準備のあることを示すようにしました。
ただでさえ着物という日本人アイコンを全面に押し出した格好をしているんですから、気をつけていい印象のスタッフでいようと思いました。努力だけでも。
とかいってあくびをかみ殺していたらJunias佐藤さんにツッコまれたりしましたがw
閉める直前のブースにフリーゼが!皆走って行って写真を撮ってもらったり、サインをもらったり(なんと彼が取り出したのはやっぱり緑色のペン!)。
彼の緑もアイコンなんだよなあw
一日の終わりの作業も結構大変です。
在庫の残りが帳面と合っているか確認したり、売り上げを数えて過不足が無いか計算したり。どうしても合わないのが出てしまって、ホテルに帰っても帳面とにらめっこになってしまったり。
毎回担当メンバーは神経をすり減らします。本当にごくろうさまです……。
この日はその後にお楽しみがありました。
一つ目は、ielloのブースでのパーティ。
Eat me, if you canでJunias佐藤さん、セイルトゥインディアフランス語版でOKAZUさんがielloから新作が出ているのでご挨拶に行きました。
アントニオ・ボザと写真を撮ってもらうOKAZUさん!
また、小早川フランス語版もielloからの出版とのことで、小早川カンバッチを頂いてしまいました!
お楽しみその2は、Queen Gamesブースでのパーティ!
パーティなんてものにそんなに出る日がくるなんて……。
以前に社長がゲームマーケットに合わせて来日したときに、健部さんが観光案内をしたりヤポンブランドメンバーや台湾ボードゲームデザイナーとの懇親会をセッティングしたお礼にパーティに呼んで頂けたようです。
カ レ ー !
Queenの社長ラジブ・グプタ氏(世界史に詳しい方ならこの名字で出自が想像できるはず)はインド人なので、さすがです!
ブース内でQueen Gamesの大箱がどさどさと詰まれているのを見ながら食べるカレーはまた不思議なものです。
この規模!飲み物も食べ物も取り放題で、本当にすばらしい夕食となりました。
食事をするかたわらで、将棋をしたり、北尾まどか女流二段が新作ゲームで遊んだり、カロム台が設置されてお酒を片手にカロムに興じていたり。
三年前初めてエッセンに行って、同人版TRAINSの箱を持ってQueen Gamesにどきどきしながら挨拶に行ったとき、なんでこのブースカレーくさいんだろう、と思っていた疑問がやっと解決しました。
この日はホテルに帰ったらもうそのままシャワーを浴びて寝てしまいました。
でも一番大変な日は乗り切りました。明日からはかなり余裕がでるはず。のんびり過ごします!
Essen Spiel2014プレスデー(10/15)
今日は会場に持って行く荷物はほとんどないので、ホテルから歩いて会場まで。
15分くらいで着くのですが、途中でちょっと脇道に入ると駅のホームを通って行くことが出来ます。
今日はまだ出展者とプレスしかいないのでガラガラですが、会期中は日本の通勤ラッシュよりもこの車両がぎゅうぎゅうに、ホームにも人が溢れ返ります。
わざわざホームを通ったのは、駅のホームの自動販売機でジュースやスナックを買うためでした。
会場内で買うと恐ろしく高いのと、まだまともに売店も開いていないのでこういうところで調達しながら向かっています。一回会場に行ってしまうと、夕方まで作業や対応で必死になってしまってなかなか調達に出られないことがあるんですよ……(余裕を作ればいいんでしょうけれど!)
会場ではまだまだ設営をしているブースもあって、昨日なにもなかったAEGブースはどうなったかな、と見に行ったら大量の段ボールから商品を出しているところでした。
するとAEGのスタッフ、ニコラから声がかかって、
「これ、これから発表するお前んとこの続編だぞ、もう現品見たか!?」
という感じのことを言われたので、
「見てないし、サンプルももらってないよ!」
と言ったら、
「わかった、今いっこ箱を開けて見せてやるよ!現物はあとでホテルで渡すけどな!」
とカッターで段ボールをバラし始めてくれました。
わー、TRAINS2!ライジングサンwww極東感あるwwww
冗談抜きですごく嬉しいです。エキスパンションまで育ててくれたなんて、この作品を愛してくれたんだなあって。
さて、去年からやっていることが。
それは着物での応対です!
早起きしてホテルで寝ぼけながら着付けするのは、日にちが経てば経つほど疲労との戦いになるのですが、いかにも日本らしい感じで目立つしアイコンとしてもいいかな、と。
日本から来ているゲームたち、というのをアピールしたいですしね!
実際この格好でいるとお客さんにすごくすごくからかわれるのですが!
「僕はカメラマンだが、君をすごくすごく奇麗にとってあげるから、このゲームを僕だけに特別今日売ってくれ(今日は販売をしていません!)」
「君はどうみてもおのぼりさんだから僕がドイツを案内してあげる、お礼は今日このゲームを特別に売ってくれればいい(今日は販売をしていません!)」
「君は日本人の情けがありそうだから、今日しかこれない僕に特別にこのゲームを売ってくれ(今日は販売をしていません!)」
などなど……。
そういうお客さんと話すのが楽しくてレジカウンターに立っているふしがありますがw
今日は予約していた人のピックアップのみの対応で楽なはずの日ですが、それでも予約対応を管理してくださっている佐藤さんたちはリストと常ににらめっこ状態になっていて、本当にご苦労様でした……。
冒険企画局のみなさんもご挨拶に来てくださって、私も空いた時間にブースはどこらへんだろう、と散歩に出てみたのですが、その近くにカルカソンヌ世界選手権の会場が設営されていました!
ヤポンブランドの皆さんも色々会場内を歩き回っていて、楽しそうでした。例えば、こげこげ堂のISAさんがものすごくうかれたおしゃれな帽子をどこからかゲットしてきていました。
それは色んなデザイナーや関係者も同じようで、ブースも落ち着いてきた頃に、超有名レビューサイトDice TowerのTom Vaselもヤポンブランドブースに遊びにきてくださいました!
いつも、私たちのゲームをレビューしてくれてとても嬉しい(たまにすごい辛口で悲しい気持ちになることもあるけれど)ので生でお会いできて本当に良かったです!
彼もOKAZUさんを覚えていてくれて「TRAINS、セイルトゥインディア、パトロナイズ、すばらしかったよ!……えっひも電も君だったの」とか色々話してくれました。
今回、エッセンに持って行く名刺は二つ折りサイズにして、開くとこれまでの作品履歴や受賞歴が年表で描いてあるデザインにしてみたんです。
これがなかなか好評で、ゲーム単体はそれぞれ知ってくれていても共通のデザイナーだと認識してくれていない人も多いので大変効果的でしたよ!
カナイさんはドイツボードゲーム大賞の推薦4位の授賞式があるので早めにブースを閉めて、残った私たちはホテルに戻って、急いで夕食を済ませました。AEGやシュミットといった、同じホテルに泊まっているパブリッシャーの皆さんと、ヤポンブランドのゲームの試遊プレゼンを兼ねたゲーム会の約束があったんです。
毎年のことですが、ホテルの会議室は夜間解放されて、ボードゲーム遊び放題のプレイルームになります。
ヤポンブランドの出展作品を並べて、興味のあるゲームを手に取ってもらえるようにしています。
OKAZUさんはローリングジャパンのデモンストレーションを!
このゲームは何人でも遊べるのでこういう場所でワイワイやるのに向いていますね。
そして授賞式から戻ってきたカナイさんも合流です。
日本人がエッセン0日目の授賞式の壇上に立つ日が来るなんて!
本当におめでとうございました!
そしてAEGの社長ジョン・ジンザー氏もプレイルームに来てくれましたが、すごいお土産が!
2014年アメリカOrigins賞のベストボードゲームオブザイヤー受賞のトロフィーです!
横にあるのはカナイさんの、ラブレターに送られたトロフィー!
ジョン氏からトロフィーを手渡して頂きました!
カナイさんにもトロフィーが!
あと、昼間約束したTRAINS2も頂きました。
(それと、TRAINSがそこそこ売れたせいか私たちと何の関係もなく出版されたPLANESというゲームもwwwwww)
ホテルのプレイルームはものすごく賑わっていて、ほとんどの椅子に人が腰掛けてゲームを続けています。
皆多かれ少なかれ日中の展示準備で疲労しているはずなのに、信じられないくらい大きいジョッキのビールを持ち込んで、机をばたばたと叩いて配られるカードを催促しています。
なんというパワーでしょう!
会場の片隅で座り込んでこのブログを書いているのがちょっと申し訳ないくらいですw
いよいよ明日から本番、ビジネスデーとは言えお客さんが山のように押し寄せることでしょう……。
今日も刺激的な一日に頭は冴えているのですが、体がかなり疲れてミシミシいってしまっているので、更なるデモンストレーションプレイをリクエストされているOKAZUさんを置いて部屋に戻って寝たいと思います。
何しろ会場から帰って夕食まで10分もなかったので部屋で着物が脱ぎ散らかされてえらいことになっていますからね!
Essen Spiel2014準備日(10/14)
旅疲れも癒えたところで、今日は日本から船便で送ったゲームたちが届くのを受け取り、ブースを設営しつつ船便に間に合わなかった他言語版の説明書を貼付したり、どのゲームが何個あるか確認したり、とにかくありとあらゆる準備をする日です。
私たち夫婦はちょっと早起きして、いつものホテルのバイキングの朝ご飯をゆっくり食べるのが習慣です。
メニューはいつも一緒だけど、肉や乳製品が盛りだくさんの豪華な朝食です。
三年目になってくるとさすがにこう、喉を通りづらいものがありますが……おいしいにはおいしいんですけどね。生野菜がたべたい!
朝食を済ませて、会場に向かうか、というところで、ホテルのロビーでAEGの社長のジョン・ジンザー氏と鉢合わせになりました。AEGのスタッフたちともいつもホテルが一緒で、TRAINSもそのご縁で一緒に取ったディナーで試しにやってもらったところ気に入って頂けた、というご縁がありました。
ジョンから突然のプレゼント(というか出版サンプル)として、カナイさんには、マンチキン版ラブレターと、クリスマス版ラブレター。
OKAZUさんにはAEG版パトロナイズをくれました!か、かっこいい!
ジョン氏にはまた会場で会いましょう、とご挨拶して、一同大荷物を持って会場へ移動です。
今年も来たぜメッセエッセン!(疲れてダウンしてた私以外は昨日みんな来てる)
会期が始まると子供向けの展示でにぎわうガレリアも、まだまだがらんとしています。
会場に着いたときには、まだ什器もなにも来ていませんでしたので、手持ちで持ち込んだ追加分の説明書を皆で手分けして折ったり袋詰めしたり。
地面に座ってスーツケースを机代わりにするしかなくて、足が痛かったです。
そんなこんなで作業をしているうちに、一番の心配事である、日本から船便で送った大量のゲームたちも無事に到着しました。
ここで到着した数百個のゲームに、家から折って行ったり、間に合わなかった人のは皆で手分けして折ったりした、追加の説明書を貼付しました。
みんなで作業をすると、みんなのゲームに愛着が出てくるんです。
同時進行で、ブースの飾り付けや、展示棚のレイアウトも皆で行います。
今回は初めての2ブース参加、作業人数は去年より少し少ないくらいでしたが、皆積極的にアイデアを出し合って、効率よく進めることが出来ました。
ヤポンの横断幕も9年目(だったかな?)とのことで、ヨレヨレ具合に歴史が刻まれています!色んな人に支えられてここまで続いてきているんですねえ。
16時過ぎにはブースの準備も一通り終わって、撤収に向かうことができました。
参加ゲームのポスターも沢山で、本当に華々しいですよね。
準備日の最後に、みんなで一枚。明日からが本番、頑張りましょう!
撤収準備をしながら、他のブースの準備の模様も見て回りました。
その場でカウンターに絵を描き始めているブース。
元のゲームの絵を見ながら描いていますね!
朝社長に「ブースで会おうね!」と行ったAEGはまだ荷物がほっぽりだされているだけでしたが、近寄って見ると「TRAINS 2 Rising Sun」の箱でした!
TRAINSの続編!!ほとんどAEGのアイデアなのでよく分かってないですが、なんか相手を攻撃するようなカードが強化されているようですよ!テストプレイでも大変うまく回っていたそうです。
タクシーで先に帰る人たちに大きな荷物を持ってもらって、私とドイツ語サポート古関さん、Junias佐藤さん、コンセプション佐藤さんでゆっくり歩いてホテルまで帰りました。そのときの景色がきれいで、本当に気持ちがよかったです。
先行して町の方に出て買い物している組もいますが、私たちは今度は旦那さんがちょっとダウン!部屋で休んでいる間に夕方までのことをざっとまとめていました。
そしてエッセン中央駅付近で皆と合流して、夕食に行ってきました。
去年も一昨年も行っている、Pfefferkornという肉料理のおいしい、ちょっとかわった店員さんの多いお店です。
エッセン会期中だと混んでて全然入れないのに、今日はまだ空いていて楽に入れました!一昨年などは隣の席の人が食事を楽しみながらラブレターで遊んだりしていて、「隣にデザイナーいるよ!」と声をかけたくて仕方が無かったものです。
今日私が食べたのはパリジェンヌという、焼き野菜と牛肉がドミグラスソースみたいなソースにひたひたに浸かっていて、ローズマリーポテトが和えてある料理でとてもとてもおいしかったです!
食後は、これも毎年思い出に残るくらいおいしいアイスを食べました。
かけてあるチョコレートチップがとても荒削りで長時間口の中で楽しめて、アイスも濃厚でずっと後を引く感じです。
さすがに移動+設営の疲れで、ご飯中にうとうとしている人もちらほら……。
昨日体調を崩して寝ていた私が今日は一番コンディションが良かったのかもしれません、疲労の蓄積があるのははみんな一緒です……。
今日はみんなよく休みましょう!
明日はプレスデー。
金銭を伴う取引は禁止されているので、あらかじめ予約してPaypalなどで支払いを済ませている人にのみ受け渡しをする日になります。
絶対受け取れるので変な殺到の仕方はしないと思いますが、初めてお客さんとちゃんと話したり説明したり、試遊したり、ゲームデザイナーの人は海外パブリッシャーと話したりするので、いよいよ気合いを入れて仕事らしいことをしなければなりません。
体調を整えて、みんなで明日を乗り切りたいです!
宿に戻ってブログを更新し直して22:30、今日はシャワーを浴びてしっかり寝るのみです。
おやすみなさい!
Essen Spiel2014出発日(10/13)
おはようございます、今日は成田からデュッセルドルフへ直行便での移動です。
11時間と少しでデュッセルドルフに到着です。
今回は特に荷物が多い(追加料金を払って手荷物を一人二個持って行った人が3人もいる、中身はもちろん販売するゲームたち)ので、移動で一苦労です……。
これで速度制限のほぼないアウトバーンを時速100kmは軽く超える勢いでかっ飛ばします……途中むりやり車線変更してきた車に運転手が口汚く罵るし、なんだかもう死にそうでした!
飛行機が着陸するときの揺れでだいぶ体調を崩していた私はここで体力が尽きちゃったかなあ……。
そんなこんなでホテル到着、チェックインです。
毎年お世話になるHOTEL BREDENEY。
チェックインの間もソファーでぐったりとしていました。
他の皆さんは会場に下見に行った後に、ビアホールで夕食(この時ふうかさんご一行とお会いしたとか!)だったのですが、私は部屋でぐったりと寝ていました。
三回目の渡航でこんなに体調を崩したのは初めて、でもないか、時差ぼけと飛行機疲れはやっぱりこたえます。
このときの写真をOKAZUさんに頼んでいたのですが、オートモードにして渡していた写真の設定がいつの間にかシャッタースピード優先になっていて全部真っ暗な写真になっていました……残念。他のメンバーのtwitterなどを見て雰囲気を後追いしたいです。
コンセプさんが設営前のブース撮ってた!
https://twitter.com/santedume/status/521713329149325312
ビールを一杯だけ飲んできたらしいOKAZUさんはもう疲れきって寝てしまいました。
私も部屋でだいぶ休んで元気になったとはいえ、今日はちゃんと休んで明日以降に備えたいと思います。
それではおやすみなさい!
こっちのホテルのアメニティはハンドソープとシャンプーとボディウォッシュが一緒のやつでかなり強力でヤワな奴は手が荒れるから、慣れたやつを持って行った方がいいぞ、これ豆な!